独立系FP解説 楽しい飲食店生活『株主優待券』②保有銘柄紹介【下町FPブログBlog】
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楽しい飲食店『株主優待』②保有銘柄紹介
コロナ禍での飲食チェーン応援と復配・株価回復とともに株主優待を狙ってみませんか?
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FPブログ解説 アフターコロナ期待の飲食優待株について
資産形成にもなりますが、大きなパフォーマンスは期待できないものの、楽しみがある運用として『株主優待』を狙った個別株式があります。
今回は、前回の取り上げた株主優待の投資銘柄について少し紹介していきたいと思います。
株主優待投資は、大きな資産形成をするのは難しいのですが、投資信託とは違った楽しみが得られます。
この日本国内のワクチンスタートと同時に『飲食店系列の優待銘柄』の個別株式を購入しています。夫婦でちょっとした食事が出来たり、ファストフードが食べられたりといった楽しみのある銘柄を購入しました。
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一旦ポジションを作れば、会社が優待改悪や廃止をしない限り、年間1回~2回の優待飲食券が頂けます。
このコロナ禍で現在飲食店・居酒屋チェーン・カラオケ店などは、経営の危機を迎えています。政府から協力金を受けたり、銀行から融資を受けたり、増資による資金調達をしたり、不採算店を閉店したりと苦労の最中です。
したがって、決算の多くも営業・経常・当期利益と赤字、上場ス規模の大きい企業ですから数十億から数百億の赤字を抱える企業も珍しくなく、それに伴い株価は大きく下落しています。
しかし、アフターコロナの米国を見ていると、ワクチンの普及でレストラン・飲食の株価と離れていた顧客が戻ってきているのです。
その飲食店応援とアフターコロナを期待して、ワクチン国内スタートを機に『飲食優待銘柄』の購入を行っています。
資産形成のいつものテーマの本道ではありませんが、優待株運用も今だからの投資として考えてみました。
あなたのお金の心配を解消してマネーストレスフリーを支援する下町FPの横谷です。今、飲食業界はコロナ禍の長期自主規制により大きく毀損しています。
明らかに長期に収支バランスが崩れている中、ワクチンという一筋の光が届いています。
兆しとすれば米国の回復、国内旅行がGOTOがなくても8月以降の予約が対前年300%を超えてきている会社やホテルの存在です。そして何らかの形で応援したいと株式を購入しています。
下町FPブログ・メルマガ講座は、FP視点からの簡単なワンポイントで情報を整理したお金のお得情報をお届け発信をしています。
今回のテーマは
『食事優待も頂ける株主優待投資の投資銘柄公開』シリーズ2として情報配信しています。
例えば6月の優待決算の飲食店株銘柄と選択基準について
はじめに今回の株主優待銘柄への投資銘柄の選定基準について触れたいと思います。
- 投資金額としては最低投資金額が20万円以内で株主優待のある銘柄
- 自宅の近くに身近にあり、利用しやすいもの
- 現在赤字でも、ある程度資金力がある、または借り入れや増資が出来る企業
- もともとは人気銘柄だが、株価が低迷している銘柄
- 投資金額に対して魅力的な飲食券優待を提供している
- アフターコロナで業績回復や復配が期待できる銘柄
ざっとこんな基準で利便の良い飲食店で魅力的な優待を提供している銘柄をピックアップしました。
それでは今回の運用銘柄について解説していきたいと思てます。資産形成と楽しみを合わせ持った銘柄たちです。
すかいらーくHD
5月に400億円以上の増資を行った為、株価が低迷しています。現在100株で2000円のカード式の優待が得られます。
僕は昔から保有しており、現在は500株保有中です。最小の100株投資金額は、15万円台で購入できます。優待は年2回、6月と12月です。
ガスト系はもちろん、バーミアン、ジョナサン、しゃぶ葉やハワイアンレストランのラ・オハナなどをよく利用しています。優待改悪があったものの人気の高い銘柄です。
ホットランド
たこ焼きの銀だこを中心に運営しているトリドールです。たい焼きの銀の餡などが有名ですね。優待月は、6月と12月です。
優待は最低ロットの100株からで、飲食券1500円を貰えます。最低投資額は13万円台です。
アークランドサービスHD
これまた有名なかつやを中心に運営しているアークランドサービスです。この銘柄は現在好調な業績で、配当もあります。よって株価は高いものの業績の拡大も期待して購入しています。
決算は6月と12月であり、100株で550円の優待券2枚が貰えます。現在22万円前後で100株購入が出来ます。僕は200株購入しています。
ペッパーフードサービス
昔はペッパーランチで有名でしたが、資金繰りで売却、原因はいきなりステーキのの拡大戦略が裏目に出たためです。
ご存じ、いきなりステーキの赤字は大きく大苦戦中です。直近では経営が上向きつつあるものの、予断を許せない銘柄です。
価格とリスクは同列なのが株式だとも言えます。したがって、最盛期600円を超していた株価は、400円台で最低投資額は4万円です。僕は300円(投資額100株で3万円)の時に300株を購入しています。
サニーサイドアップ
オーストラリアのパンケーキで有名となった『世界一の朝食』とも称されたBillsを運営しています。東京には銀座・お台場・表参道・二子玉川などに店を構えており、現在500株を保有しています。
株価は、800円台、つまり最低投資額8万円であり、ちょっと無理をして購入しました。
6月も追加しており、500株保有でパーンケーキとドリンク券が5枚いたたけます。概算優待食事換算では1枚で2000円位かと思います。
あと気になる銘柄としては、今回購入はしていませんが6月決算優待銘柄として、100株で50万円のマクドナルドはバーガー+サイド+ドリンクお好みチケット3枚とか、串や物語、まいどおおきに食堂のフジオフーズが100株13万円で3000円の食事券がそれぞれ年2回いただける銘柄などもあります。
持っているだけで家族と食事に行けるきっかけとなったり、楽しみを頂ける銘柄が多いのが6月・12月の決算銘柄です。
2021年は権利確定日が6月28日ですので、その日までに保有していれば権利が入ります。またよく確定日以降は。逆に優待確定での売却もあり、安く買う事も出来てチャンスがいっぱいです。
ここまでが、この6月28日に権利確定がある6月決算の銘柄でした。おそらく、決算後3ヶ月程度で郵送で優待券が送られてくると思います。今回は、この6月決算で購入した飲食店優待銘柄の紹介でした。
気になる『上場飲食店』の経営状況について
ここで、株主優待の基本事項を再度、おさらいします。
株主優待は個別株式だけに得られる利益
株主優待は、個別の株式投資だけで得られる利益の1つです。投資信託では得ることが出来ない満足感があります。個別株式を持つことにより優待だけでなく、いくつかの利益を得るチャンスが生まれます。
- 売却益(キャピタルゲイン):
購入した株が値上がりし、売却することで得られる差益
- 配当金(インカムゲイン):
企業の得た利益から株主に還元される利益
- 株主優待:
株主優待を実施している企業の株を保有している間、配当金と同じように株主に贈られる利益です。
優待のタイミングや頻度・内容は企業によって様々です。株主優待を受け取るためには、権利確定日に株主である株主名簿に掲載されていなければなりません。
遅くとも権利確定日から2営業日前の権利付最終日までに、株の購入手続きを済ませることで優待権利獲得ができます。
過去記事
権利確定日は、企業の決算方法により優待権利月が異なり、通常は2回、半期単位になります。この時、無事権利確定日を迎えられれば、株主優待の権利が獲得できるという仕組みなのです。
権利確定日のスケジュール例
出典 SBI証券サイトより(権利確定)
今回は、コロナ後の飲食店復活を期待しての『飲食優待券』のある株式を4月と5月にかけて購入しています。これらの株式は、誰でも一度は利用したことのある飲食チェーンかもしれません。
現在は業績は悪化しており、経常赤字となっている会社が多く、株価も大きく値下がりしています。銘柄によっては上場廃止のリスクもありますからある程度の覚悟が必要です。
株主優待のメリットとデメリットとしては
メリット
アフターコロナ期待の業績回復
株価上昇
配当の復配、または増配期待
優待の拡充
最後に定期的に飲食がオーナーとして楽しめる
メリットはたくさんありますね。
デメリット
経営悪化による倒産・廃業・買収・上場廃止による株価毀損
突然の優待改悪や優待廃止
更なる株価下落による損失
期待効果
経営悪化の企業株価の応援
アフターコロナ銘柄の株主優待には、それなりのリスクが伴うのです。リスクを回避したい方は、業績が更に上向いて黒字、配当再開になり、株価が上がってから購入するというもの安全な方法です。
個別株式をたとえ優待目的で買うとしても、そこには投資信託よりも大きなリスクが伴います。このメリット・デメリットを理解して株主優待目的の個別株式を始めてのも良いかと思います。
5末現在の投資銘柄一覧
みなさん経営的には厳しい中、優待を継続しているのでした。
『飲食店』株主優待で、人生を楽しむ
株主優待株で有名な桐谷さんをご存じの方も多いと思います。桐谷さんは株式暴落を経験した後、優待株式に着目しました。
なぜなら優待のある株式は、高配当銘柄と同じで株価が下がると一定の購入者が現れて株価が比較的安定するからです。
あの桐谷さんは『優待で生きています』といっても過言ではありません。配当と優待のセットで投資をするのがスタンスだそうです。
長期に保有することで、インカムゲインとしての配当を貰う事と同時に、投資するその会社の飲食チェーンでの食事利用が出来るといった確実に貰える楽しみが付いてくるのが優待投資の特徴です。
また、今は苦しい業界ですが、業態がよくなれば保有している株主の優待が増額されるケースや復配・増配が期待できる、あるいは株式の分割があるかもしれません。
なによりも先程述べました株主優待が充実している銘柄は、株価が下落しにくく、万一下落しても優待目当ての買いが入るのが強みなのです。
その保有の間に、長期保有により安定した配当・値上がり利益も目指す。タイミングを見て売却することも可能です。
確かに今回のようなコロナ禍ですから、飲食店環境にはリスクが伴います。ですから全力で買う事はお勧めはできません。
しかし、この優待の魅力を放置して触らないのも勿体ないと考えるのです。ですから最低ロットを買ってみる方法も良いかと思います。
もちろん、シンプルにお金を出して食べに行けばよいと考える方もいるでしょう。
また、株式に詳しい方でしたら現物株式の買いと信用取引の売りを同時に行う取引を活用して優待を得るクロス取引という売買手法も使うことが出来ますが、初心者の方は気に入った株を現金で購入されて楽しむ方法が良いでしょう。
株主投資は、優待と共に将来に渡って約束されたものではありません。業績などによっては、優待内容が変わる、もしくは、優待がなくなる可能性もありますし、株式には必ず暴落局面もあるかと思います。
したがって、資産運用は個人のリスクの範疇で、自己判断・自己責任でお願いいたします。
今回は、パート2として購入した6月決算銘柄の優待内容の深堀りをいたしました。飲食株主優待に興味を持っていただけたら幸いです。それでは、最後に今日のまとめです。
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独立系非販売の数少ないファイナンシャルプランナーとして活動中
40代でも間に合う5,000万円資産形成を提唱しておりメディア記事も多数寄稿
経験ノウハウによる老後資金や資産形成へ向けた家計改善、iDeCoやNISA運用による資産形成、バランスの取れた米国国債債券投資を組み合わせてのアセットプラン作成、ライフプランからのアドバイスやリタイアメント向け相談やコンサルタントを行っている。
東京浅草の下町FPとして、ブログ講座やメルマガが好評で読者・会員も多数。
この講座をベースとして注目のFP監修本『最新版 お金の教科書』も発刊され、資産形成ノウハウを公開している。
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当事務所は、保険も金融商品も販売しない、コンサルタントのみで開業している数少ない『独立系非販売』のFP事務所です。当所の特徴は、国家資格のFP資格とともに実際の資産運用を行っている現役の投資家でもある点です。
人生の3大資金といわれる『教育資金』『住宅資金』『老後資金』などの資産形成やFIREと言われる早期リタイアの為の資産形成などの運用対策や貯蓄対策を中心にして活動しています。
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