2025年7月度 インカム不労所得21万円をNISA成長投資で実現【FP事務所トータルサポートブログ】
新着FPブログ講座
FP事務所の中でも数少ない独立系非販売のFP事務所トータルサポートの相談の多くは、リタイアメントにともなうプランニングやそれに伴う資産運用、退職前の経済的自立による早期リタイア・FIREを目指す相談が大変多いというFP事務所です。
それはNISAやFIRE・資産形成への連載したブログや雑誌への関連投稿記事も影響していますが、多くの方が関心の高い『配当生活・配当所得』にも強いファイナンシャルプランナーだからなのでしょう。
代表の横谷は、日本FP協会のAFPの活動と共に自身も配当所得=インカムゲインをコアにした現役のインカム投資家です。
実際の年間インカムゲインも400万円超えのFPだからこそ、中立・非販売で顧客に寄り添ったコンサルが実現でき、相談者のクライアント様もそれに期待しての申し込みが多いと推察しています。
本ブログでは定期的にインカムゲイン投資家として毎月のインカム収入の一部を公開しています。皆さんが感じる”配当生活”に匹敵する収入に相当するかもしれません。当月のインカムゲイン獲得の一部ですが、参考にしてみてください。
*******************************
ファイナンシャルプランナーjp専門家登録
年間400万円インカム収入の核、Jリート・債券投資
インカム収入とは何?
インカムゲイン投資は売却による収益を取るキャピタルゲインとは異なり、保有することで得られる利益です。インカム収入の代表格として株式からの配当や分配金、債券の利金、不動産投資からの家賃、ソーシャルレンディング利金や利子収入などですが、多くはほったらかし的な運用が魅力の投資スタイルです。
インカムゲインとキャピタルゲイン
インカム投資 究極の目指す姿は
年間生活費
≦ 年間運用インカムでカバーですね ♬
配当生活をシミュレーションしよう
毎月一定の配当金を得るために、いくら必要になるかシミュレーションしてみることです。投資金額は同じでも、配当利回りが違えばもらえる配当金も変わってくるので、配当利回りを考慮する必要があります。
また受取も特定口座の場合には、ざっと20%(正式には20.315%)の課税後の受取になるので、どの口座を利用するかも重要です。恒久非課税のNISA口座が最も投資効率が高い口座になり、間違いなくおすすめです。
例えばNISA口座から日々の生活や老後の生活に毎月5万円のインカムゲインが得られるだけでも、大きく生活の潤いや安心感が違ってくるでしょう。今回解説しているリート等への高配当投資でそれは可能です。投資収入は、ふたつ目の年金にもなります。
ここで公開する運用方法は、取り組みがしやすい不動産投資信託J-REITと債券からの利金を中心にお届けいたします。
株式等によりインカムゲイン収入を得るには
J-REITへの投資
株式でもJ-REIT(不動産投資信託)をご存知ですか? J-REITの魅力は、何と言っても高利回り・高配当なことです。
なぜ高配当になるかというと、J-REITには運用後の利益の90%以上を配当することで法人税の支払いが免除されるという仕組みがあり、法人税をゼロにして投資家に還元する仕組みですから配当投資には最適な商品です。
J-リートは2022年から3年近く物件価値と賃料はインフレと共に上がっているものの、インフレによる管理維持費・オフィスなどの一部セクターの大型空床拡大・米国の債券金利高騰によるリート離れ・決定的な要素では日銀利上げによる収益の圧迫懸念により価格軟調が続いていました。
それらにより3~4%の期待利回りだったものが、現在は4~5%となる価格調整が起こりました。この段階で投資妙味も発生していましたが。遂に今年反発、東証REIT指数1,600を底に反発しはじめ、7月には遂に1,800指数まで回復しています。
元々過去、東証REIT指数は1900~2100位がフェアバリュー妥当ゾーンだったものが下落、米国債券金利の低下予測やトランプ関税不確実性による日銀利上げが身動き取れない状況にマーケットがいち早く反発したと考えられています。
ただしリートはこの指数だけでパフォーマンスを判断してしまうのは誤りです。保有している間は年間2回を基本とする分配金が支払われ続けており、この分配金を含めたリターンを見ないと本当のパフォーマンスは分かりません。
下のグラフは配当込みのリート指数であり、確実に分配金で価格下落分もカバーしている銘柄も多いのです。
日本経済新聞より引用
高利回りのJリートは長期10年(配当込み)では負けない投資だといえそうです
またリートの純資産価値(NAV)を投資口価格で割るNAV倍率も1を割り込み割安感も強い
J-REITは投資家から集めた資金で収益不動産を買い管理、家賃や売却益を投資家に分配します。大きなファンドでは1兆円を超えるものもあり、小さなファンドでも数千億円となり、オフィス・住居・商業施設・物流施設・ホテル・介護ヘルス施設・底地などが主な投資先になっています。
このJ-REITはNISAの成長投資枠でも購入ができて、利回りも4%超えとなっている銘柄も珍しくなく、インカムゲイン獲得の有望な投資先です。一度購入すると年間2回の決算月がほとんどのリートに存在して、年間2回の分配金を得ることができます。
また個別リートでは1銘柄を購入するのに最低でも10万円近くの資金が必要ですが、よりリスクも分散されて毎月分配金を得る方法としてJ-REITのETF(上場投資信託)を活用することも有効な手段です。下の3銘柄を買うだけで毎月配当受取りが実現しますから参考にしてください。
賃貸契約の特性から住居でも最低2年間、物流倉庫などは長期10年間契約も珍しくなく、期間中の安定家賃が見込めるため、分配金予測も立てやすいのが特徴です。
インフラファンドへの投資
また私はリート資産の15%をリミットにインフラファンドにも投資をしています。インフラファンドは、再生可能エネルギー発電設備等への投資を通じて安定したキャッシュフローや収益を得られる投資先です。
これは中長期に渡る持続的な成長戦略及び分配金を約束するもので、仕組みとしてはJ-REITと同様の投資家へ90%の分配という仕組みで法人税を回避(導管性という)しています。
メガソーラー発電所
風力発電所
再生エネルギーには国策としての大きな拡大性と国の固定売電価格(FIT制度)からの自立化という二つの相反する課題を持っています。高配当なのは減価償却費からの超過収益も含めた分配金が多く、6%以上(現在8%近い)の高い利回りが安定的に実現されていたからです。
現在は太陽光メガソーラー発電所が中心と一部風力発電所・水力発電所・バイオ発電ですが、クリーンな再生エネルギー売電や敷地の使用賃貸によって、安定的なリターンを得られています。このインフラファンドもNISA成長投資での投資の対象になります。
当初多くのインフラファンドは、リート同様の利益の90%を投資家に分配するスキームに加え、発電所施設の減価償却から派生する「キャッシュアウトのない費用から出る減価償却利益」の上限60%を分配する利益超過分配金の分配が強く、巡行利回りは6%以上でしたが、リートよりも軟調になってしまいました。
現在、ようやくリート同様に反発したものの、いまだに弱く利回りは7-8%前後にタッチしています。この価格軟調の原因は様々な要因が重なりました。
1)10年経過した発電パネル・パワコン廃棄に関わる費用プールの義務化 (実施済)
2)電力固定買取20年間(FIT制度)運用後の電力買取り価格の減少懸念(売電の先多様化を模索中)
3)災害による被害懸念や環境・景観視界による新規設置の反対圧力など住民パワーの広がり(継続懸念)
4)FIT固定価格はインフレに弱く、更に日銀の利上げによる収益圧迫懸念 (Jリートと同様)
これらの連鎖的ショックで価格下落が起こったと考えられていますが、当初7社となったインフラファンドも2社がTOBによるスポンサーからのTOBによる上場廃止となり、更なる逆風となる残った投資法人5社のうち4社が利益超過分配を停止・調整した結果、実質的な減配扱いとなり再下落したのです。
この現在の価格は日銀国債利回り2%以上の価格織り込みにも相当し、相当売られすぎの状態でした。この7月にはインフラファンド最大大手のカナディアン・ソーラー・インフラ投資法人にヒューリックから20%リミットの15%割り増しでのTOBが8月に掛けて実施されており、割安感と今後の利用範囲が広がった印象です。
NAV1倍のカナディアンの株価は10万円を超えており、86,710円でTOB(公開買付け)を行うと発表。改めてインフラファンドの割安感が評価されたと思っています。ヒューリックは純粋投資、経営権に口出ししないと表明しています。
インフラファンドの価格は元の最高値には戻らないかもしれませんが、現在も7-8%近い高利回りであり高配当の分散投資に向いた投資先になりそうです。価格反発は微反発のみですが、分配金でゆっくり減価分を取り戻せるのか長期トータルリターンでの結果が注目です。
ただしCO2の削減は国策であり、2025年2月に『第7次エネルギー基本計画』が発表され、再生可能エネルギーを2040年度には全体の4割から5割程度に拡大して最大電源とする方針が打ち出されています。
当初22%前後としていた太陽光発電は全体の23~29%程度まで拡大予定となり、風力は4~8%程度と再生可能エネルギーへの風向きが変わりつつあるようです。
電力固定買取り価格制度はメガソーラーでも20年間の契約固定、また新規のメガソーラーの買い取り価格は年々下落しており、2033年前後以降のFIT後の運用、FIPとかRE100などとされる新たな制度での収益性の持続が鍵になる”暫定短中期での投資先”なのは事実ですが、高配当ですから面白い投資先です。
NISA非課税の投資枠を活用して投資効率を上げよう
■NISA成長投資について
NISAの投資枠では、最大1,800万円までの運用が可能ですが、うち成長投資枠が配当生活の中心となる対象口座になり、毎年投資の最大枠は240万円、5年間で成長投資枠最大の元本1,200万円までが投資可能です。
NISAには分配金や売却益が非課税になるという大きなメリットがあり、これにより長期での資産形成や配当生活が有利な形で可能となります。この制度を活用しない手はありません。
もし1,200万円の投資元本で利回り5%のポジションをNISAで実現できたとすれば、半年ごとに30万円、年間60万円の分配金や配当金が得られます。
つまり前段で解説した毎月5万円の不労所得の実現です。
成長投資枠1,200万円×利回り5%=60万円
60万円÷12ヶ月=毎月5万円の分配インカムゲイン
10年で非課税600万円、20年で1,200万円のインカムゲインです!
またつみたてNISAの投資枠で配当投資も狙える環境に変わり、残り600万円も活用できるようになりました。、一部の投信ファンドがインカムゲイ獲得に対応していますから、これらを狙う事で満額非課税の1,800万円までの成長投資枠+つみたてNISA枠のポジションもつくることができるでしょう。
つみたて投資枠 (1,800万円-1,200万円=600万円のつみたてNISA投資余地)
年間120万円最大×5年間=600万円
600万円×ファンド利回り4%=年間24万円の分配金
10年で非課税240万円、20年で480万円のインカムゲイン獲得です!!
私は三菱UFJ日経平均高配当利回り株ファンドにNISAつみたて投資しており、これは配当があるつみたてNISA対象の投信で、日経平均株価指数に採用されている225銘柄の中から、予想配当利回りの上位30銘柄に投資を行うとてもシンプルな商品性のファンドです。(予想配当利回り4%)
このスキームが続くとすれば、NISA口座内では配当・分配金は全て非課税となり、恒久的にこの収益を非課税で受け取れる事となります。私も旧NISAと特定口座、新NISAを現在併用しており、非課税のメリットを多く享受しています。
統合された新NISA運用をもっと知りたい(全50回シリーズ)
皆さんもこの『NISAの成長投資枠を活用した”高配当投資によるインカムゲイン獲得”』を目指してみませんか?
NISAで作ったポジションは恒久保有が出来、非課税によるリートなどの運用にとって最適な設計になります。運用には少しコツがいりますが、全体像を把握して長期にリターンを得られれば、恒久的な不労所得の獲得ができるのです。
インカムゲインを狙う投資方法は、下の右の図にある『旧NISAの一般NISA』のイメージに相当し、毎年の配当などを全て可処分所得として受け取ることができます。
もちろんこれを再投資しての資産拡大も可能です。つまりこれは資産形成やリタイア後の消費行動にも活用することが出来るということです。
このリート等による分配金獲得ですが、当月予定の分配金の全てが私の運用するSBI証券から入金されましたので、当月のインカムゲインとして公開します。インカムゲイン投資のイメージと共に今後の運用のご参考にしてください。
2025年7月のリート・債券投資のインカムゲインまとめ
21万円の当月インカムゲインを整理
多くのインカムゲインは決算月の3か月後に配当や分配金の入金となります。したがって7月入金はリート決算銘柄は4月決算銘柄からの入金です。
このリートの入金は決算が3か月前に行われた銘柄で、レポートは入金が実現した時点を基本に全て税引の手取りベースでの実績ですから「使えるお金=真水」です。
リートなどのインカムゲイン収入を報告
当月は以下のREIT・債券から分配金の入金がありました。
種別 総合型リート3476
どんなリートか (JAPAN-REIT.COMサイトより引用)
総合商社の三井物産と不動産投資会社イデラキャピタルをスポンサーとする総合型J-REIT。取得対象としてオフィスや商業施設の他、収益性の向上を目指すコアプラスアセットや、インダストリアル不動産及び教育施設のニュータイプアセットの取得も進めている。資産規模は1,756億円、用途別ではオフィス54%、商業施設17%、ホテル19%、物流施設5%他とポートフォリオの拡大及び分散に注力した。旗艦物件は「川崎テックセンター」。格付けはJCRから「A+」を取得している。<2024年2月時点>
決算月と分配月
4月決算の分配7月と10月決算の分配1月の入金
今回の入金された分配金
30,957円が入金されました
NISA口座と特定口座で運用中
7/25現在株価
44,550円
年間予定分配
4月 1,357円実現
10月 1,210円予定
4月 1,260円予定(2026年)
最新年間予定分配金利回り
5.54%
LSEG Stock Reports Plus評価
(最上位は10、業績・相対比・リスク・株価から算出)
企業スコア6.0
アナリスト5段階評価
=NA 未評価
私のコメント ☆☆★★★
ユニゾン・キャピタルの傘下の完全子会社イデラと三井物産がスポンサーの複合型REITです。2025年3月現在は三大都市圏へ82%投資し、多岐にわたる資産に投資している。低稼働のミ・ナーラを売却し、ポートフォリオを整理した結果、稼働率は99%レベルとなり、エリアの分散も効いており安定感が出てきた。現在利回りは約5.7%と高めでだが、LTVは鑑定ベースで44%台と堅実。ただし規模が中程度であり成長性には限界がある。高い利回りを求める投資家向けの銘柄で、取得価格ベースで1,700億円台と小ぶり。高い利回りは魅力的でハイリターン案件として、リスクを許容できる方に向いた投資先だといえる。
種別 総合型リート 8956
どんなリートか (JAPAN-REIT.COMサイトより引用)
NTT都市開発をスポンサーとする複合型J-REIT。投資対象はオフィスと住居で、ポートフォリオのオフィス:住宅=7:3の構成。地域は95%超が東京及びその周辺都市の物件。2010年にメインスポンサーがNTT都市開発に変更、更に2020年にNTT都市開発が単独スポンサーとなり、2021年4月にNTT都市開発リート投資法人へ名称変更。NTT都市開発との更なる連携強化を図る。JCRから「AA」という高格付を取得している。旗艦物件は「東京オペラシティビル」。<2024年1月時点>
決算月と分配月
4月決算の分配7月と10月決算の分配1月の入金
今回の入金された分配金
9,895円が入金されました
特定口座にて運用中
7/25現在株価
129,800円
年間予定分配金
4月 3,004円分配
10月 3,140円予定
4月 3,140円予定(2026年)
最新年間予定分配金利回り
4.84%
LSEG Stock Reports Plus評価
(最上位は10、業績・相対比・リスク・株価から算出)
企業スコア3.0
アナリスト5段階評価
=保有
私のコメント ☆☆★★★
NTTグループがスポンサーの総合型REITで、2025年現在、主にオフィスビル74%と住居26%に投資。東京経済圏に90%集中する一方、地方主要都市でも運用を開始。都心5区66%一等地の高品質な物件が多く、オフィスで収益、住居で安定感を追求している。現在利回りは4.5%と低め、LTVは48%前後と現在は高め傾向。スポンサーの信頼性もあり、NTT関連がテナントになっているものも多く安定収益が見込め、安定的なインカム重視の投資家向けの銘柄です。オフィスと住居の混合リートで入れ替えも進み、現在は住居部分が7割と安定感が強くなり稼働率の安定感が高まった。現在は売却益を得つつDPUをうまくコントロールしていると判断しています。
種別 総合型(オフィス)リート3451
どんなリートか (JAPAN-REIT.COMサイトより引用)
トーセイをスポンサーとする総合型J-REIT。スポンサーのトーセイの目利き力・リーシング力・再生力を活かし、築年数にとらわれず高い利回りが期待できる物件に投資する方針。資産規模は827億円、ポートフォリオは中規模オフィス41%、住居52%、残りが商業施設となる。地域別では首都圏所在の物件で占められている。格付け(JCR)は「A-」。旗艦物件は「関内トーセイビルⅡ」。<2024年2月時点>
決算月と分配月
4月決算の分配7月と10月決算の分配1月の入金
今回の入金された分配金
27,339円が入金されました
特定口座にて運用中
7/25現在株価
138,400円
年間予定分配
4月 3,812円分配
10月 3,740円予定
4月 3,740円予定(2026年)
最新年間予定分配金利回り
5.40%
LSEG Stock Reports Plus評価
(最上位は10、業績・相対比・リスク・株価から算出)
企業スコア3.0
アナリスト5段階評価
=保有
私のコメント ☆☆☆★★
既存建築ストックでも中小規模のオフィス、商業施設、住宅及び物流施設を投資対象とするREIT。目利き力・再生力・リーシング力を強みとして、2024年10月現在、住宅52%、オフィス41%、商業施設7%に投資、98%の高稼働を実現している。現在利回りは約5.7%と高めで、LTVは純資産ベースで47%とやや高めだが、収益基盤は安定している。東京5区や23区よりも東京経済圏が76%と外部成長力・収益力が高くリスクを取れる投資家向けの銘柄です。再生事業による利回りアップを得意とした事業展開であり、築古物件もノウハウでバリューアップしてテナントに貸し出せるので、高い賃料を確保できている。超一流でないが、不動産投資のニッチな部分での戦略に好感が持てる。
種別 総合型リート3309
どんなリートか (JAPAN-REIT.COMサイトより引用)
積水ハウスをスポンサーとする総合型REIT。2014年上場。2018年5月に同一スポンサーの積水ハウス・レジデンシャル投資法人と合併し、住宅とオフィスを中核資産とする総合型となったが、2023年に投資方針を変更し、住宅を中心とした総合型REITへ移行。更に2024年に海外不動産投資を開始。旗艦物件は「ザ アイビー オン ボーレン(米国ワシントン州の住宅)」。<2024年7月時点>
決算月と分配月
4月決算の分配7月と10月決算の分配1月の入金
今回の入金された分配金
7,539円が入金されました
特定口座にて運用中
7/25現在株価
76,800円
年間予定分配
4月 2,365円分配
10月 2,216円予定
4月 1,731円予定(2026年)
最新年間予定分配金利回り
5.14%
LSEG Stock Reports Plus評価
(最上位は10、業績・相対比・リスク・株価から算出)
企業スコア7.0
アナリスト5段階評価
=保有
私のコメント ☆★★★★
「生活拠点」としての住居及び「事業活動拠点」としてのオフィスビルを中核資産とし、成長性が高いホテル投資も検討する総合REITです。2025年3月現在、住宅58%、オフィス25%と居住用物件に強みを持っている。積水ハウスグループの建設ノウハウを活かした質の高い物件が多い。現在利回りは約5.6%台、LTVは45%前後と堅実。規模はミドルクラスながら、三大都市圏に分散された安定運用が行われており、インカム重視の投資家向け銘柄です。売却したオフィスの利益を活用して、新規物件取得と分配金の拡大が年次に渡り約束されている点を注目したい。
種別 オフィス型リート 8975
どんなリートか (JAPAN-REIT.COMサイトより引用)
いちご株式会社をスポンサーとする中規模オフィス特化型J-REIT。投資エリアは、首都4都県をポートフォリオの70%以上に定める。2005年にFCレジデンシャル投資法人として上場、2011年11月に旧いちご不動産投資法人と合併。2015年に投資方針を総合型からオフィス特化型に変更した。資産規模(2022/4末時点)は2,055億円。JCRから「A」の格付けを取得している。物件入替えによる売却益を内部留保する。スポンサーのいちごは価値向上を目的とした大規模修繕等の運用を強みとする。旗艦物件は「いちご神宮前ビル」。<2022年4月時点>
決算月と分配月
4月決算の分配7月と10月決算の分配1月の入金
今回の入金された分配金
2,655円が入金されました
特定口座での運用中
7/25現在株価
94,800円
年間予定分配
4月 3,330円分配
10月 1.992円予定
4月 2,053円予定(2026年)
最新年間予定分配金利回り
4.27%
LSEG Stock Reports Plus評価
(最上位は10、業績・相対比・リスク・株価から算出)
企業スコア7.0
アナリスト5段階評価
=保有
私のコメント ☆☆★★★
一期一会(いちごいちえ)」が由来のいちごグループ。日本国内に所在する5億円以上の中小オフィスビルに投資、特に東京に注力したポートフォリオを有する心築という信条での既存ストックの再生による価値向上により物件選定がしっかりしており、物件改修や再生エネルギー利用100%などへもチャレンジしている。2025年3月現在、1,058のテナントで96%高稼働率を維持している。現在利回りは5%前後と標準的で、LTVは51%前後と高め。中小規模オフィスビルに分散され安定したインカムゲインを重視する投資家向け銘柄です。古いオフィスビルを活かして改修・再生することを得意とする事業に取り組み、再生後の高い利回り運用や売却を可能にしている。物件取得価格は2,200億円を超えてきているが、オフィスリートとしては小規模。個性あるリートを求めるならば、投資対象になりそう。
種別 総合型リート 8972
どんなリートか (JAPAN-REIT.COMサイトより引用)
ケネディクスをスポンサーとしする総合型REIT。上場時はオフィス中心であったが、2023年11月にケネディクスをスポンサーとする住宅REITと商業REITと合併し、資産規模は1兆円超へ。2021年にケネディクスが三井住友ファイナンス&リースの傘下となったことで、スポンサーサポートが強化<2023年11時点>
決算月と分配月
4月決算の分配7月と10月決算の分配1月の入金
今回の入金された分配金
38,680円が入金されました
NISAと特定口座にて運用中
7/25現在株価
159,400円
年間予定分配
4月 4,045円分配
10月 4,105円予定
4月 4,166円予定(2026年)
最新年間予定分配金利回り
5.19%
LSEG Stock Reports Plus評価
(最上位は10、業績・相対比・リスク・株価から算出)
企業スコア7.0
アナリスト5段階評価
=保有
私のコメント ☆★★★★
三井住友リースにTOBされた不動産ケネディクスが複数自社リートを合併させて成立した1兆円複合型REIT。2025年4月現在、保有棟数は344棟でオフィス35%・住居37%・商業24%・物流その他と多彩な物件を東京23区44%東京圏23%・地方経済圏に保有している。不動産プロの目利きと三井がバックの財務安定性が期待でき、少子高齢社会を見据えたポートフォリオにも安定的収益が見込める。現在利回りは5.2%前後、LTVは44%台と健全。立地やテナント基盤の質に定評、安定運用を求める投資家向け銘柄です。今後は1兆円リートとしての大型メリットが活かせるかに掛かっている。
種別 ホテル型リート 3287
どんなリートか (JAPAN-REIT.COMサイトより引用)
ホテルの開発・運営に加えて再生事業にも強みを持つ星野リゾートをスポンサーとするホテル特化型J-REIT。2013年上場以来コンスタントに増資を行い、「星のや」「界」「リゾナーレ」等の星野リゾートが運営するホテルの他、外部オペレーターのホテルも取得する。資産規模は2,000億円へ拡大。変動賃料の増加やプレミアム増資の効果により、上場来分配金の上昇傾向が続いた。格付けはJCRから「A+」を取得。旗艦物件は「ANAクラウンプラザホテル広島」。<2024年2月時点>
決算月と分配月
4月決算の分配7月と10月決算の分配1月の入金
今回の入金された分配金
23,940円が入金されました
NISAと特定口座にて運用中
7/25現在株価
257,100円
年間予定分配
4月 4,615円分配
10月 6,000円予定
4月 6,200円予定(2026年)
最新年間予定分配金利回り
4.75%
LSEG Stock Reports Plus評価
(最上位は10、業績・相対比・リスク・株価から算出)
企業スコア3.0
アナリスト5段階評価
=保有
私のコメント ☆★★★★
全ホテルリートの中で最も低い利回りでも取引されていることを考えると、リスクは低いホテル銘柄だと判断できる。3年近い長期価格下落から収益回復で価格は反転途上。星野ブランドに対する期待値が乗った期待プレミアに戻れるかは戦略次第。アフターコロナでの更なる収益回復に期待が持たれ、コロナ前分配金の年間12,000円の分配金に遂に戻った。また2分割後は流動性も改善しており、星野ブランドホテルを成長旗艦としつつ、収益安定をロードサイドホテルで実現している。星野リゾート運営物件50%超えを新たな方針とし、インバウンド獲得と新規旅行需要の提案が功を奏すれば、まだまだ成長余地が残る。ただし開発物件には需要創造といった投資リスクも伴い、今後のハイドリングに注目したい。
債券のインカムゲイン収入を報告
種別 米国ドル社債
どんな債券か
三井住友ファイナンシャルグループが発行するドル建て社債です。通貨米ドル・格付けムーディーズA1。日本企業が発行する米国債券利付債で、年2回の利払いと満期時に額面元本が償還されます。
決算月と分配月
年間2回の分配金
1月 467ドル実現
7月 467ドル予定
1月 467ドル予定(2026年)
発行利回り3.54%・既発債利回り4.3%の債券です。
今回の入金された分配金
466.9ドルが入金されました
(換算69,197円 /148.1円ドル円レートで評価)
債券格付 A1 / A- / ー |
|
---|
比較的高い利回りを社債でしたら確保できるのが、社債投資の魅力です。受け取りはドルですから為替リスクがありますが、ドルでの株式再投資を行ったり、日本円に両替したり、外貨建てのMMF口座で保有して利金を貰うこともできます。為替に負けないよう利回りとのイーブンレートを意識・計算して投資をすることで、安定したインカムゲインを受け取れます。
当月のリート・債券投資インカムゲインまとめ
当月リート・債券からの入金まとめ
年間リート・債券の累積インカム
≪その他インカム投資について≫

アセットアロケーションがインカム資産を安定させる




『経済的自由の実現!! 年間400万円超えインカムゲイン獲得』年間運用を総括
これまで40代からの特別な収入の高い人ではなくても『金融資産5,000万円』を作る方法をシリーズ化して解説してきました。さまざまな運用方法があるのもお判りいただけたと思います。
またこの全50回でのシリーズを読まれた人は、金融資産を作る目的やその具体策については相当理解が進むでしょう。

今回のFPブログ講座いかがでしたか? これらのブログ講座は皆様の「日本ブログ村」などへの下のクリックバーナーでのポイントが作成の原動力になっています。少しでもこの情報が役立ったとお考えの方は、下のバナーをクリックください。
当事務所のお得な情報提供記事へのエネルギーになります。ご協力を!!

★このFPブログ講座を書いてる人★
独立系非販売の数少ないファイナンシャルプランナーとして活動中
40代でも間に合う5,000万円資産形成を提唱しておりメディア記事も多数寄稿
経験ノウハウによる老後資金や資産形成へ向けた家計改善、iDeCoやNISA運用による資産形成、バランスの取れた米国国債債券投資を組み合わせてのアセットプラン作成、ライフプランからのアドバイスやリタイアメント向け相談やコンサルタントを行っている。
東京浅草の下町FPとして、ブログ講座やメルマガが好評で読者・会員も多数。
この講座をベースとして注目のFP監修本『最新版 お金の教科書』も発刊され、資産形成ノウハウを公開している。
保険や金融商品を販売しない顧客中心のコンサルで、様々なサービスを提供中。
まずはFPに聞いてみたいという方はここから (クリックで画面移動します)
より具体的な相談に特化して聞いてみたい方 特におすすめ
個別に顔を見て資料なども含めたWEB面談をしたいという方に最適。(1h)
全国どこからでもリモート可能です。(最も指名が多く人気です(初回のみ最大1.5h))
オールインワンの基本パック(個別WEB面談+ライフプラン+提案書)FPコンサルの王道
FP事務所トータルサポートからご挨拶
数あるファイナンシャルプランナー事務所から当事務所への訪問ありがとうございます。トータルサポート代表の横谷です。
当事務所は、保険も金融商品も販売しない、コンサルタントのみで開業している数少ない『独立系非販売』のFP事務所です。当所の特徴は、国家資格のFP資格とともに実際の資産運用を行っている現役の投資家でもある点です。
人生の3大資金といわれる『教育資金』『住宅資金』『老後資金』などの資産形成やFIREと言われる早期リタイアの為の資産形成などの運用対策や貯蓄対策を中心にして活動しています。
- 資産形成に挑戦したい方
- 資産運用を始めたい、やられている方
- FIREやリタイアメントを考えている方
そんな方には最適なファイナンシャルプランナーです。
自身もFIREと言われる経済的自立とともに資産運用を行っており、現在いろいろな運用先から年間400万円を超える配当・分配金などのインカム収入を得ています、その経験やノウハウもコンサルティングで活用しています。
FP事務所ナビゲーション
詳しくは下の各メニューをクリックしていただき、いろいろご確認ください。
代表プロフィール
FP事務所トータルサポートの特徴
早期リタイアFIRE実現サポートの検証
資産形成・資産運用
お金の健康診断ライフプラン作成
ライフプランシュミレーター比較
FP相談のいろいろな事例
コンサル後の相談者様の声
FPコンサルの料金体系
お問い合わせについて
FP監修本『最新版 お金の教科書』
プライバシーポリシー/個人情報保護
お金の基本の学習が出来ます。
ご連絡、お待ちしています。
閲覧ありがとうございました。最後にFPランクキング投票に参加ください。
関連記事
- 2025年6月度 インカム不労所得13.1万円をNISA成長投資で実現【FP事務所トータルサポートブログ】
- 2025年5月度 インカム不労所得21.1万円をNISA成長投資で実現【FP事務所トータルサポートブログ】
- ふたつのFIRE向きの不労所得、インカム生活と売却キャピタル生活の似て非なる違いを知ろう【FP事務所トータルサポートブログ】
- 2025年4月度 インカム不労所得12.3万円をNISA成長投資で実現【FP事務所トータルサポートブログ】
- 2025年3月度 インカム不労所得46.6万円をNISA成長投資で実現【FP事務所トータルサポートブログ】
- 2025年2月度 インカム不労所得42.9万円をNISA成長投資で実現【FP事務所トータルサポートブログ】
- 2025年1月度 インカム不労所得20.2万円をNISA成長投資で実現【FP事務所トータルサポートブログ】
- 2024年12月度 インカム不労所得11.4万円、年間累積276万円をNISA成長投資で実現【FP事務所トータルサポートブログ】
- 2024年11月度 インカム不労所得20.2万円をNISA成長投資で実現【FP事務所トータルサポートブログ】
- 2024年10月度 インカム不労所得13.8万円をNISA成長投資で実現【FP事務所トータルサポートブログ】