2024年12月度 インカム不労所得11.4万円、年間累積276万円をNISA成長投資で実現【FP事務所トータルサポートブログ】
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FP事務所の中でも数少ない独立系非販売のFP事務所であるトータルサポートの相談の多くは、リタイアメントにともなうプランニングやそれに伴う資産運用、退職前の経済的自立による早期リタイア・FIREを目指す相談が大変多いFP事務所です。
それはNISAやFIRE・資産形成への連載したブログや雑誌への関連投稿記事も影響していますが、多くの方が関心の高い『配当生活・配当所得』にも強いファイナンシャルプランナーだからなのでしょう。
代表の横谷は、日本FP協会のAFPの活動と共に自身も配当所得=インカムゲインをコアにした現役の投資家です。実際、年間インカムゲインも400万円超えのFPだからこそ、中立・非販売で顧客に寄り添ったコンサルが実現でき、相談者のクライアント様もそれに期待しての申し込みが多いと推察しています。
本ブログでは定期的にインカムゲイン投資家として毎月のインカム収入の一部を公開しています。皆さんが感じる”配当生活”に匹敵する収入に相当するかもしれません。当月のインカムゲイン獲得の一部ですが、参考にしてみてください。
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年間400万円インカム収入の核、Jリート・債券投資
インカム収入とは何?
インカムゲイン投資は売却による収益を取るキャピタルゲインとは異なり、保有することで得られる利益です。インカム収入の代表格として株式からの配当や分配金、債券の利金、不動産投資からの家賃、ソーシャルレンディング利金や利子収入などですが、多くはほったらかし的な運用が魅力の投資スタイルです。
インカムゲインとキャピタルゲイン
インカム投資 究極の目指す姿は
年間生活費
≦ 年間インカムでカバーですね
配当金生活をシミュレーション
毎月一定の配当金を得るために、いくら必要になるかシミュレーションしてみることです。投資金額は同じでも、配当利回りが違えばもらえる配当金も変わってくるので、配当利回りを考慮する必要があります。また受取も特定口座の場合には、ざっと20%(正式には20.315%)の課税後の受取になるので、どの口座を利用するかも重要です。恒久非課税のNISA口座が最も投資効率が高い口座になり、間違いなくおすすめします。
例えばNISA口座から日々の生活や老後の生活に毎月4.5万円のインカムゲインが得られるだけでも、大きく生活の潤いや安心感が違ってくるでしょう。ここで公開する運用方法は、取り組みがしやすい不動産投資信託J-REITと債券からの利金を中心にお届けいたします。
株式等によりインカムゲイン収入を得るには
株式でもJ-REIT(不動産投資信託)をご存知ですか? J-REITの魅力は、何と言っても高利回り・高配当なことです。なぜ高配当になるかというと、J-REITには運用後の利益の90%以上を配当することで法人税の支払いが免除されるという仕組みがあり、法人税をゼロにして投資家に還元する仕組みですから配当投資には最適商品です。
現在J-リートは1年以上の逆風の真っただ中の動きをしています。コロナ暴落2020.3月から短期で急回復、東証リート指数2000前後のボックス圏内で動いていました。その後1年以上の価格調整が継続した結果、12月現在の全銘柄平均利回りは遂に5.11%(前月は4.96%)となっています。
私のポジションはコロナ禍暴落で作ったポジションも多く平均表面利回りは5%超えですが、現在大きな含み損を抱えています。しかし、高配当投資ではよくあることで、毎年5%を受け取り10年運用していると累計50%リターン実現ですから、毎月の配当受取りに着目して価格回復を待つ戦略予定です。
東証リート価格はこういった状況ですが、配当込みでインカム投資は考えなくてはいけません。過去3年間で30%近い下落ですが、配当込みでの指数はどうなっているのでしょうか。日経新聞の記事の引用から見ると、この位の下げよりもインカムゲインのパワーが強いことが証明されています。
日本経済新聞より引用
日銀の金利先高懸念や国内機関投資家や海外投資家のJリート離脱で売り方優勢のJ-REITの昨今ですが、売られ過ぎの感は否めません。賃料の上昇と物件の売却環境は好調であり、こんな時こそ余力を温存しつつじっくりとポジションを作るチャンスなのかもしれません。今はチャンス、果報は寝て待てです。
J-REITは投資家から集めた資金で収益不動産を買い管理、家賃や売却益を投資家に分配します。大きなファンドでは1兆円を超えるものもあり、小さなファンドでも数千億円となり、オフィス・住居・商業施設・物流施設・ホテル・ヘルスなどが主な投資先になっています。
このJ-REITはNISAの成長投資枠でも購入ができ、利回りも4%超えとなっている銘柄も珍しくなく、インカムゲイン獲得の有望な投資先です。一度購入すると年間2回の決算月がほとんどのリートに存在して、年間2回の分配金を得ることができます。
賃貸契約の特性から住居でも最低2年間、物流倉庫などは長期10年間契約も珍しくなく、期間中の安定家賃が見込めるため、分配金予測も立てやすいのが特徴です。
また私は株式資産の15%をリミットにインフラファンドにも投資をしています。
インフラファンドは、再生可能エネルギー発電設備等への投資を通じて安定したキャッシュフローや収益を得られる投資先です。これは中長期に渡る持続的な成長戦略及び分配金を約束するもので、仕組みとしてはJ-REITと同様の投資家へ90%分配の仕組みで法人税を回避しています。
メガソーラー発電所
風力発電所
再生エネルギーは国策としての大きな拡大性と国の固定売電価格(FIT制度)からの自立化という二つの相反する課題を持っています。高配当なのは減価償却費からの超過収益も含めた分配金により、現在は8%以上の高い利回りが実現されています。(カナディアンソーラーは2025年より超過分配を廃止しました)
現在は太陽光メガソーラー発電所と一部風力発電所・水力発電所・バイオ発電ですが、クリーンな再生エネルギー売電や敷地の使用賃貸によって、天候や電力会社の出力制限はあるものの、ある程度の安定的なリターンを得られています。このインフラファンドは全5銘柄しかなくシンプルですが、NISA成長投資の購入対象になります。
JAPAN REIT.COMより(2024.12.16 株価・利回・規模)
現在、インフラファンドは上場以来の安値が続いています。下のグラフの通り2020年3月開始の東証インフラファンド指数を大きく割り込んでいます。巡行利回り6%が、なんと現在利回り10%前後にタッチしています。机上ではチャンスなのですが、さまざまな理由と憶測が入り混じり、投資家不在にもなっていて追加投資がしにくい環境です。
2033年以後の電力固定買取り制度(FIT)の終了やリート同様の利益の90%還元スキーム(導管性10年間以降)の継続可否懸念や再生可能エネルギーに対する政策的な不透明が続いています。またタコ足ではないものの、減価償却費からの60%以上還元の利益超過分配金などの分かりにくい部分が多いのですが、プレミアム利回りの実現ができています。
ここまで下落したインフラファンドですが、トップブランドに属するカナディアンソーラーインフラ投資法人の上場以来の価格推移と分配金の累計を見てみると、この12月でも累積税引での分配を加算するとプラスに推移していることが分かります。
このグラフは、弊所作成のカナディアンソーラーインフラの上場からの株価推移と累積分配金です。この分析では上場初値が95,000円、現在7万円台と2023年後半から徐々に下落、現在は25%前後と大きく調整していますが、累積分配金加算では初値を上回っています。この後も2030年過ぎまで毎年6,000円以上の分配金が継続できれば大きな総悲観には及ばず、このインカムゲインを貰い続けてもよいと考えています。
今後もこのFIT(固定電力買取利)での売電は継続しますから、最低でも2033年以降のFIT卒業までは安定した分配は得られます。また、政府も再生エネルギーに対しての永続的な対応を考えるのではないかということでホールドし続けています。
私は正直インフラファンドがここまで大きく売り込まれる状況になるのは理解できませんが、ダラダラと下がり続けているのは事実です。主要因は大口の買い方の離脱と空売り、買い手不足だと考えており、板が薄いので簡単に売り崩されてしまっています。
ただし、8%-10%の利回りは、お試し買い開始のチャンスです。利回り10%の実現ならビックチャンス(投機的チャンス?)だとも考えられます。現在はじっくりとした時間分散投資を手掛ける事を推奨します。
電力固定買取り制度はメガソーラー開始でも20年間は当時の買い取り価格を保証となっており、新規のメガソーラーの買い取り価格は年々下落しており、2033年前後以降のFIT後の制度の運用、FIPとかRE100などとされる新たな自由電力制度での収益性の持続が鍵になる中期での投資先です。
NISA成長投資枠を活用しよう
NISAの投資枠では、最大1,800万円までの運用が可能ですが、うち成長投資枠が配当生活の対象口座になり、毎年投資の最大枠は240万円、5年間で成長投資枠最大の元本1,200万円までが投資可能となります。NISAには分配金や売却益が非課税になるという大きなメリットがあり、これにより長期での資産形成や配当生活が有利な形で可能になります。この制度を活用しない手はありません。
もし1,200万円の投資元本で利回り4.5%のポジションをNISAで実現できたとすれば、半年ごとに27万円、年間54万円の分配金や配当金が得られます。つまり冒頭に申し上げた毎月4.5万円の不労所得の実現です。
成長投資枠1,200万円×4.5%=54万円
54万円÷12ヶ月=4.5万円
このスキームが続くとすればNISA口座内では全て非課税となり恒久的にこの収益を非課税で受け取れるようになります。私も旧NISAと特定口座、新NISAを現在併用しており、非課税のメリットも多く享受しています。
統合された新NISA運用をもっと知りたい(全50回シリーズ)
皆さんもこの『NISAの成長投資枠を活用した”高配当投資によるインカムゲイン獲得”』を目指してみませんか?
NISAで作ったポジションは恒久保有が出来て、非課税によるREITなどの運用にとって最適な設計になります。運用には少しコツがいりますが、全体像を把握して長期にリターンを得られれば、恒久的な不労所得の獲得ができます。
インカムゲインを狙う投資方法は、下の右の図にある『一般NISA』のイメージに相当し、毎年の配当などを可処分所得として受け取ることができます。もちろんこれを再投資して資産拡大も可能です。つまりこれは資産形成やリタイア後の消費行動にも活用することが出来るということです。
このJ-REIT保有による分配金獲得ですが、当月予定の分配金の全てがSBI証券から入金されましたので、当月のインカムゲインを公開しました。インカムゲイン投資のイメージと共に今後の運用のご参考にしてください。
2024.12月のインカムゲインを報告
多くのインカムゲインは決算月の3か月後に配当や分配金の入金となります。したがって今月の入金は決算が3か月前に行われた銘柄です。レポートは入金が実現したベースでの報告となっています。
リートなどのインカムゲイン収入を報告
9月決算の入金は12月、インカム不労所得は11.4万円でした。
種別 オフィス型リート 8958
どんなリートか
明治安田生命、三菱UFJフィナンシャル・グループ、近鉄グループがスポンサーのオフィス特化型J-REIT。駅近、築浅、大型の3大要件の厳選オフィス中心の投資方針を採ってる。中長期目標は規模2,500億円としているが、規模拡大よりも質を重視する。現在2,000億円到達。JCR「AA-」格付取得。
決算月と分配月
3月決算の分配6月と9月決算の分配12月の入金
今回の入金された分配金
28,716円入金されました
NISAと特定口座にて運用中
12/13現在株価
95,500円
年間予定分配
9月 2,528円実現
3月 3,238円予定(2025年)
9月 2,535円予定
最新年間予定分配金利回り
6.05%
コメント
5%前後利回りで価格も安く取り扱いやすく再投資も含めておすすめしやすい銘柄です。大型のオフィスばかりを中心に駅近ならではの競争力を武器にしています。ただ物件取得価格では2,000億円弱と15物件と1棟あたりの比率が高いので、リスク分散の観点では注意が必要です。その分高い利回りが実現されていると考えます。実際にオフィスの大型退去も散見されており、リーシングよりも売却を選択したりと物件数が少ないため稼働率の一時的な低下などの問題は避けられない事は覚悟しておくことです。
種別 総合型リート 8986
どんなリートか
大和証券グループ本社がスポンサーの住居特化型J-REIT。大和証券グループが運用する日本ヘルスケア投資法人を合併し、住宅・ヘルスケア施設の住宅系複合型REITとなる。現在、資産規模は3,780億円に成長。現在のポートフォリオ比率は、住宅:ヘルスケア施設=7:3の割合で保有中。物件取得規模て約4,000億円と住居リートでは比較的大型クラス。
決算月と分配月
3月決算の分配6月と9月決算の分配12月の入金
今回の入金された分配金
17,212円入金されました
特定口座にて運用中
12/13現在株価
88,100円
年間予定分配
9月 2,400円実現
3月 2,400円予定(2025年)
9月 2,400円予定
最新年間予定分配金利回り
5.45%
コメント
現在大和証券はメインスポンサーとしてオフィスリートも上場しており、住居専用リートとヘルスケアリートを合併して現在に至っています。よって物件としては250棟を超えるリートですから、リスクは大きく分散されています。分配金は2,400円と微動だにしない分配金が続いていますので、安心して保有できるリートのひとつです。
種別 オフィス型リート 8952
どんなリートか
三菱地所がスポンサーの大型優良オフィスビル特化型J-REIT。J-REIT創成期からの最古参銘柄であり、都心のオフィスビルを主要な投資対象としている。都心5区の投資比率が70%を超える。資産規模は1兆1100億円超と大型規模。R&I「AA」、S&P「A+」、JCR「AA+」の高格付を取得。2024年12月31日を基準日に5分割が公示されており、NISAでも買いやすくなります。
決算月と分配月
3月決算の分配6月と9月決算の分配12月の入金
今回の入金された分配金
68,883円入金されました
特定口座にて運用中
12/13現在株価
549,000円
年間予定分配
9月 12,349円分配
3月 2,450円予定(2025年)5分割
3月 2,400円予定
最新年間予定分配金利回り
4.42%
コメント
日本ビルファンドと並び最古参の大型オフィスリートです。分配金も右肩上がりが続いており、1兆円を超えるリートながら76棟保有と、いかに大型ビル中心の投資方針かがわかる。NO1物件が汐留ビルディングであり、汐留エリアの空床危険が内在している分、利回りが高いとも言える。三菱地所ならではの強いリーシング力に期待したい。
債券のインカムゲイン収入を報告
種別 米国ドル社債
どんな債券か
運用の中心は米国債券です。それは現在高利回りであり、特に米国政府が発行する国債は世界で最も安全な債券と言われています。発行はストリップス債というゼロクーポン債と利付債の2種類ですが、インカム投資家として利付債を運用しています。これ以外にも企業が発行する米国債券利付社債にも投資しています。
※当月の債券からの利金入金はありませんでした。
米国国債より格付けは低くなりますが、その分社債は高い利回りが約束されています。年2回の表面価格から約束された利金が入金されます。
決算月と分配月
当月は予定なし
今回の入金された分配金
0ドル入金
(0円換算/153円ドル円)
比較的高い利回りを社債でしたら中期期債でも確保できるのが、社債投資の魅力です。受け取りはドルですから為替リスクがありますが、ドルでの株式再投資を行ったり、日本円に両替したり、外貨建てのMMF口座で保有して利金を貰うこともできます。為替に負けないよう利回りとのイーブンレートを計算して投資をすることで、安定したインカムゲインを受け取れるでしょう。
12月リート・債券からの入金まとめ
2024年累計リート・債券からの入金総括
アセットアロケーションがインカムを安定
★このFPブログ講座を書いてる人★
独立系非販売の数少ないファイナンシャルプランナーとして活動中
40代でも間に合う5,000万円資産形成を提唱しておりメディア記事も多数寄稿
経験ノウハウによる老後資金や資産形成へ向けた家計改善、iDeCoやNISA運用による資産形成、バランスの取れた米国国債債券投資を組み合わせてのアセットプラン作成、ライフプランからのアドバイスやリタイアメント向け相談やコンサルタントを行っている。
東京浅草の下町FPとして、ブログ講座やメルマガが好評で読者・会員も多数。
この講座をベースとして注目のFP監修本『最新版 お金の教科書』も発刊され、資産形成ノウハウを公開している。
保険や金融商品を販売しない顧客中心のコンサルで、様々なサービスを提供中。
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数あるファイナンシャルプランナー事務所から当事務所への訪問ありがとうございます。トータルサポート代表の横谷です。
当事務所は、保険も金融商品も販売しない、コンサルタントのみで開業している数少ない『独立系非販売』のFP事務所です。当所の特徴は、国家資格のFP資格とともに実際の資産運用を行っている現役の投資家でもある点です。
人生の3大資金といわれる『教育資金』『住宅資金』『老後資金』などの資産形成やFIREと言われる早期リタイアの為の資産形成などの運用対策や貯蓄対策を中心にして活動しています。
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自身もFIREと言われる経済的自立とともに資産運用を行っており、現在いろいろな運用先から年間400万円を超える配当・分配金などのインカム収入を得ています、その経験やノウハウもコンサルティングで活用しています。
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