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③ 経済的自立FIRE、家計把握とバランスシートで倹約生活【下町FPブログ】

 

知っているようで?  本を眺めただけ、ウェブで検索しただけでFIREを理解したつもりになっていませんか? FIREとは、状態なのか、何を目指すのか? 、一過性のブームに終わらせないためにも、しっかりと整理して、ご自身なりの実現性の高いFIREを考えてみませんか。

 

 

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FPブログ解説 経済的自立FIRE発祥、米国の背景

 

シリーズFIREヘの道 (前回振り返り)

 

日本では米国生まれのFIRE(Financial Independence, Retire Early)は、貯蓄や投資で資産を増やすとともに、無駄な支出を削ぎ落として「経済的自立」を達成し、若年でセミリタイアを目指すとして紹介され、国内にもムーブメントを起こして数年経ちました。

 

この考えFIREが導入される前から取り組んでおられた方々の『結果的にはFIRE達成』のレポートも散見されるようになり、ノウハウや苦しさ、失敗、FIRE破たんですら知ることができ、成功者も退場者も継続挫折者などの情報も共有される時代になってきました。

 

このFIREを行うためには、前回資産形成だけでなく動機づけがモチベーションとして重要だと申し上げました。それは、資産運用だけでも大変なのですが、その前提には徹底した『貯める力』の強化が求められるからです。

 

 

目指すのはご自身の資本の強化であり、それを充実させるためには相当努力した節約や家計改善が前提になります。つまり平均的な支出をしていたら狙った貯蓄は出来ないのです。米国では、収入の7割を貯蓄に回したり、家賃を浮かすため船で暮らしたりする人までいるのです。

 

考えてみてください。会社員が生涯で受け取る賃金は2億3千万円から3億円位ともいわれています。FIREで必要な運用資産は生活支出の25倍とされています。年間の生活支出が400万円だとすれば、最低でも400×25=1憶円の貯蓄がないと苦労しそうです。実に生涯年収の1/3以上の貯蓄額です。

 

1億円は、毎年100万円を貯金できるとしても、100年掛かる計算です。年間300万円貯蓄でも33年も掛かります。そう考えると1億円は気の遠くなる気がしますが、複利の力を借りること、時間と運用先が大きな加速力になることでしょう。

 

また、生活費が更に月8万円でも圧縮できれば、年間で100万円の生活費を減らすこともできます。すると生活費は300万円となり、運用資産額は7,500万円に圧縮ができるのです。

 

背景には米国の年金制度の脆弱さもあった

 

FIREの本家ともいえる米国では、ソーシャルセキュリティ(公的年金制度)はあるものの、年金受給年齢は65歳から67歳に変更されました。67歳でやっともらえる年金ですが、米国では満額でも780ドル(8万円)と低額です。

 

これは、公的年金だけでは生活できないのが米国の前提であり、そのための金融教育もされており、自助での資産運用が求められる社会なのです。

 

米国では公的年金+私的年金

基本のスタイルになっています。

 

私的年金には、企業が運営する企業年金と個人が加入する個人年金があります。 公的年金は社会保障制度(Old-Age, Survivors, Disabled, Health Insurance = OASDHI)と連邦職員退職制度、州・地方自治体職員退職制度、鉄道職員退職制度に分類されているそうです。 

 

公的年金がもともと低い米国の構造ですから、現在は401Kとされる私的年金を選択することがメジャーです。この401Kはヨンマルイチケイでなくて、Four o one kと読みます。米国において401Kは大きく支持されており、私的年金プランの運用では、企業側と従業員側からも税制上の優遇があり、多くの支持を得ているそうです。

 

この流れは、日本の確定拠出年金やiDeCoの非課税税制優遇、あるいは公的年金の受け取りが60歳が65歳になった経緯とも酷似しています。世界の年金受給が67歳以降にスライドしながら私的年金づくりが主流となっていますから、ある意味日本の近い将来もそうなる可能性も否定できないでしょう。

 

イデコのマーク

 

IDeCo関連ブログ講座

 

 

 

401Kの登場と普及は、米国の投資事情を活性されました。株式に長期投資をすればリターンが得られるという感覚を作り上げることに成功したからです。米国にはGAFAMといった世界的な成長企業が次々と現れます。このアメリカ成長エンジンを活用して、株も上がるという構造が続いています。

 

グーグル、アマゾン、フェイスブックのような企業が次々と立ち上がり、創業者も巨万の富を得る社会が米国です。米国人もこれをとても良いことだと捉えており、この起業家精神がある限りは、株式マーケットは上がっていくことを多くの人が信じているのです。

 

今、米国発のこのファイアームーブメントは、こういった背景の中で浸透してきたのでした。

 

著書 Your money or your lifeの影響

 

ひとつは著書、『 Your money or your life 日本版 人生かお金か YMYL 』要約すれば、多くの人は人生のほとんどの時間を仕事に費やし、稼いだお金を散財していて、もしお金を稼ぐ必要がなくなったら、何をしたいのか? 。

 

つまり、経済的な自由とは一体何か、シンプルライフの中の人生の豊かな生き方を世に問い多くなインパクトを与えました。

 

・お金とは、あなたが自身のエネルギーを差し出して手に入れているもの

 

・多くの人たちは、あくせくと毎日働いて墓場を建てている

 

・生活水準を上げることよりも、生活の質を上げよう

 

・私たちは地球に対して、借金をしていることに気づいていない

 

 

私たちは、希望から幸福まで何でもお金で買っており、人生を生きているとはいえない。ただ人生を消費していて、お金を稼げば稼ぐほど人生の幸福感や満足感は向上するものではない。

 

よりシンプルなライフスタイルを意識するだけで、必然的に稼いだお金は少なく使える。それでも心の平安を得られて、今持っているものに対して感謝と価値を見い出せるようになる。

 

この考え方の延長にFIREがあり、この経済的自立(FI)を目指すFIREの生活と公式はいたってシンプルなライフスタイルです。貯蓄や投資で資産を増やし、無駄な支出を削ぎ落として「経済的自立」(FI)を達成することです。

 

しかも、若年でのリタイアは、自分をお金のために犠牲にする生活から解放します。こんな能動的な行動を目指しており、そのために家計において生活費の絞り込みによるキャッシュポジションの拡大が、大きなポイントになるのです。

 

 

FIREの準備は、家計収支の把握とスリム化から

 

FPコンサルを行っている時、相談者の家計構造を確認することがよくあります。しかし、的を得ている回答ができる方が少ないのが実情です。つまり家計収支の構造について、把握しているようで把握していないのです。

 

それでも家計は回ります。もし、足らなければ銀行ATMから下ろせばよい訳で、はっきりとした家計把握をされていないのは頷けます。

 

 

また毎月の給与から、どの位の比率で貯蓄に回すべきか、ボーナス払いや赤字補填で消えてゆくのと、ボーナスはなかったものとして全額近く貯蓄するなどによっても、大きく家計収支は違ってきます。

 

生活支出の圧縮による貯蓄資金の捻出は、FIREの大前提です。そのためには家計支出の把握が必要です。まずは家計シートでひと月の家計収支を把握してみましょう。

 

家計シートで一旦整理してみる

 

ひと月の収入から、生活費や水道光熱費、医療費、被服費、娯楽費、通信費など平均的な支出とスポット的な支出を整理しましょう。思わぬ支出の偏りが見えてくるかもしれません。

 

 

 

FIREスタートの第一歩は、証券会社口座開設による投資開始や投資向け不動産の購入ではありません。家計構造をご自身で理解し直すことから始めるべきです。

 

まず大事なのは、収入自体の本当の把握です。給与の総支給額はいくらでしょうか、それ以外の副業収入も入れ込みましょう。この総額からFIREの資本金に組み込まれるのです。

 

そうは言っても、この資本金の元は定期的な支出と臨時的な支出によって減額していきます。とくに固定費についての削減のための把握が重要です。

 

① 一定の支出として毎月出てゆく固定費

 

② 毎月変動したりする変化可能な固定費

 

③何となく固定費のように毎月出てゆくお金

 

これらをしっかり分解して、家計支出のご自身の収支表を完成させましょう。

 

この中から、収入の50%を貯蓄に回せると、早期FIREに近づけると言われていますが、これは簡単ではなくは困難なハードルになると思います。現在の家計自体は、さまざまな支出が組み込まれてしまっています。それでも例えば、賞与は90%を、給与は30%を貯蓄に回すなどする資本金の増強がFIREには、どうしても必要になるのです。

 

FIREを想定した生活をして家計簿を確認してみれば、実現後の必要な生活費が把握できます。自分一人の場合、実家に住んだり実家の自動車を利用できたりすると、生活費はかなり抑えられます。まず固定費ですが、娯楽や消費などの流動費の削減も当然考えなくてはなりません。

 

ですから大胆な家計改善は必須です。大手術ともいえる倹約が重要であり、それによってこそ効果がでてきます。まずは、副業・アフリエイトなどので5万円稼ごうとする前に、家計支出の見直しで5万円以上を浮かすほうが先決であり確実です。

 

総収入600万円 ( 月40万円 賞与60×2のFIRE家計の場合 )

 

毎月10万円×12ヶ月=120万円

賞与90%50万円×年2回=100万円

 

トータルの貯蓄額は、年間220万円へ

 

このくらいの覚悟がFIREには必要です。これでだいぶスタートの可能性が出てきました。手取り収入から生活費を引いた額をFIREのための貯蓄にまわすのがスタート段階です。

 

はじめは収入が年600万円、生活費が年380万円だとしたら、FIREのために毎年220万円貯めることになります。目標額が6,000万円だとしたら、0円から始めるとすれば27年(6,000万円÷220万円)でFIREの実現が可能になるという計算になります。

 

ところであなたは今何歳ですか?  35歳だとしたらこのペースは、FIREの資本資金でなく老後の資金になってしまいます。もちろん運用による複利効果があったとしても、そう簡単には大きな資金には到達しないのはお分かりいただけるとは思います。

 

 

家計バランスシートで資産把握を優先して本格大手術を

 

 

究極の節約・倹約による自己資本増強と収入の最大化が、資産運用の前のFIRE向けの運用開始前の絶対条件だと申し上げました。でも、これから長い期間その生活を続けることが出来るのでしょうか?

 

半年くらいならば可能性はありそうです。しかし大きな資産形成を成し、運用で増やし就労をしなくても生活できるレベルまでにはたくさんの時間が掛かります。

 

お金から自由になること、つまりマネー・ストレスフリーをつくり上げるのは、そんなに簡単ではありません。FIREへの資産形成の道のりは、スタートから思った以上に大変です。さらなる家計を絞り込む必要があります。次に、先ほどの家計把握をベースに家計バランスシートをつくっていきましょう。

 

 

家計バランスシートで大手術を断行

 

これはご自身の資産の棚卸ともいえるもので、手持ちの資産と負債を列挙して資産自体を可視化するものです。

(日本FP協会提供)

 

 

日本FP協会HP出典

 

資産としては、現預金などや株式や不動産の現在価格や保険の解約返戻金なども含まれます。

 

次に負債の把握です。主にローン関係、住宅や自動車、カードローンなども含まれます。住宅は資産ではないかと思われる方も多いかと思いますが、抵当権が付いて返済している限り、これは明らかに負債です。

 

資産―負債=純資産です。

 

これで家計の現状が見えてきたと思います。この家計から貯蓄力をより強化していかなくてはなりません。FPとしては、家計を筋肉体質に変えることがFIREの近道だと申し上げましたが、確実にできるものを削減・変更していきましょう。

 

妥協なき”ゼロペース”で家計予算を組み上げる

 

FIREへの年間予算は・・・

国の予算編成のような前年ベースでない”ゼロベースでの予算策定”です。

 

その携帯通信費は、娯楽費では?  この保険は必要なの?  このサブスクは不要!!

よく言われている常識を疑ってください。過去に縛られる必要はないのです。

 

再度お金の使い方について、抜本的に妥協せず見直しましょう。これらの諸表の作成を通じて、FIREに向けての自身の考えが整理された筈です。自分自身の向き合いかたを客観的にできることで、支出や収入の既存のパターンがリセットされます。

 

お金の問題解決方法をグラフから考える相談者

 

この辺の話をよくFPの資産運用の基礎理解でのコンサルでもしますが、資産運用開始前に大切なのは家計の把握と家計改善です。もちろん資産形成は、FIREを目指すとなれば長期に渡って続きます。また、年間生活費を圧縮することを身につけることで、FIREに必要となる資金自体も圧縮できます。

 

手取り収入650万円 ( 月40万円 賞与85万円×2のFIRE家計の場合 )

毎月20万円×12ヶ月=240万円

賞与45万円×年2回=90万円

 

トータルの貯蓄額330万円 貯蓄率51%

 

この生活を続けるのは、大変なことでしょう。したがってFIREは、理論はシンプルで易しいもの、行うは難しと言われる所以の一つです。

 

そのためには、経済的な自立の下にどう自身の生き方を描いて、モチベーションを維持してゆけるのかについて次回考えてみたいと思います。

 

次回FPブログ講座

 

 

 

 

FIREの近道には、ツールを使い家計の見直しを優先させ、支出を徹底的に見直して自己資本の増強をはかること

 

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