独立系FP解説 相談 65歳から5千万円貯蓄で暮らせますか?【下町FPブログ】
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お金にまつわる様々な有用な知識を独自の視点や切り口で独立系FP&非販売のFPが解説します。
最近の相談事案として「65歳までに5000万円貯めたら」安心リタイアできるのかというメール相談がありました。確かに年金不足2000万円問題からすれば、5000万円あれば何とかなりそうな気がします。下町FPは簡易的なな相談については、無料メール相談にも対応しているんです。
【相談内容】
現在その方は35歳のシングルの男性でした。
・相談者の心配としては、現在賃貸でそのまま暮らしてもよいか?
・5000万円の貯金で65歳からずっと生活できるか?
・将来も未婚のままで、老人ホームなどで面倒をみて貰いたいが資金は大丈夫か?
でした。
簡易的なメール相談ですので詳細には限界もあります。相談者としてのお金の心配はキリがないのですが、このような漠然とした不安は誰にでもあると思います。あなたのお金の悩みを解決し、マネーストレスフリーを支援する下町FPの横谷です。
下町FPメルマガは、お金にまつわるお得な情報やFP6領域(ライフプランニングと資金計画・保険リスク管理・金融資産運用・タックスプランニング・不動産・相続・事業承継)とファイナンシャル・プランニングを中心としたテーマでブログ形式でお届けをしています。
FPブログ解説 問題は賃貸や貯蓄高ではなかった
メール相談なので、「賃貸と購入、どっちが有利か」の論争に対しての深いジャッジはできません。それぞれの価値観があります。自由度が違います。金利と借入返済と家賃は同列では見れません。ましてやお金面だけを見ても立地・需要・人口動態と考えないと結論は出ません。よくある「家賃並みの支払いで資産を手にする」などは並列で比べられません。
一つ言えることは、家賃10万円を40年間支払うと、更新料を含めると4900万円前後の支払いになるということです。でも固定資産税の支払いもないですし、いつでも引っ越しや移動もできます。やはり大事なのは、価値観ですね。僕は賃貸需要の高い地域なら将来貸せる=資産を生むならある程度アリかとは思いますが、当人の価値観と不動産価値分析の双方が必要なのです。
所有住居の場合は、相続の観点も見ておくことも大事です。もし相談者に3親等以内肉親がいても、疎遠だったりすると、自宅を購入しても相続を積極的に進める相手がいませんから、敢えて自宅購入を選択しないという考えも出てきます。
それと相談者が言っていた「その後は老人ホームで暮らす」とのことですが、老人ホームと言われている施設についても考えてみましょう。老人ホームには介護施設も含まれており、運営主体、目的や入居条件によりさまざまな種類があるのです。漠然と甘く見ていると大変なのです。
老人ホームは、「介護保険施設」と呼ばれ、社会福祉法人や自治体が運営する公的施設と、民間事業者が運営している民間施設とがあり、役割に応じて細かく種類が分かれています。一般的には各施設は要介護認定によってきめられています。
よくテレビで紹介されるシニア向けの分譲マンションはこのジャンルには入りません。あれは所有権を前提としたものです。民間では、介護付き老人ホームや在宅型有料老人ホーム、そしてグループホームなどがあります。公的施設としては特別養護老人ホームや介護老人保健施設、介護療養型医療施設などが代表格です。
要介護度にもよりますが、認知症の度合いや医療の必要性や重度によっては入れない施設も多いのが現実です。また費用が比較的安い特養と呼ばれる特別養護老人ホームは、7万から15万円位で年金でもなんとかなりそうですが、入居待機者の順番待ちで入りたくとも入れない状況なのです。
これらのホームは介護保険や医療保険の適用が可能となりますが、自己負担は避けられません。寝たきり病状によっては病衣などは保険では補填されず自己負担となりますし、施設によっては毎月5~10万円の出費の覚悟も必要でしょう。また介護医療も全額の補填はなく、一般には1割負担になります。これらの条件を加味しても、施設での食事代、レクリエーション費、紙おむつ代などは、保険適用外の費用となり自己負担となるケースが多いのです。
優先すべきなのは人生の収支計算
そもそも話の前提が、実はとっても重要なのです。相談者は5000万円を65歳までに準備すると言っていましたが、その前提の確認が必要なのです。つまり65歳からどの位の生活費が掛かるのかの試算が必要です。
賃貸を前提とすると、例えば老後を95歳までとして、85歳までは賃貸生活をして、以降は老人ホームとします。すると賃料は、更新料込みで2500万円近くになります。
生活費もライフステージに分けて計算しましょう。高齢者の平均生活費の月26万円が生活費とすれば、20年で6240万円になります。その後に、施設に移るとします。生命保険文化センターの調査によると、介護期間の平均は4年9ヵ月。つまり約5年の介護期間があり、実際の費用が公的介護保険の上限を超えなくとも、少なくとも500万~1000万円は自己負担額として見ておく必要がありそうです。
幅はありますが、そこを見てこれらを合算すると、介護費用に必要なのは、(自己負担8万円×60ヶ月)=最低480万円は最低覚悟が必要でしょう。大体、約500万円が必要だという計算になります。これらが最低限掛かる支出としての支出です。月16万円とするならば、1000万円が必要になります。
それでは一方、収入はどうでしょうか?
65歳での収入の中心は年金です。相談者の年金は幾らでしょう。厚生年金か国民年金かで違ってきます。そして国民年金基金や確定拠出年金の加入の有無でも相当違ってきます。
自分年金と言われる資産運用の有無も収入に大きく影響します。不動産投資収入や配当金、分配金の有無の確認も必要です。その上で貯蓄5000万円にそれらの収入を加えてみましょう。そうすればおおよその65歳以降の収入+資産が計算できます。
そして最後の大事な計算です。
(貯蓄5000万円+65歳以降の全収入)-65歳以降の全予測支出=プラスか
になっているかを見ましょう。
もし、マイナスやギリギリラインでしたら相談者の言う5000万円の貯蓄でも足りないことになります。或いは、今から生活スタイルの変更をして支出・貯蓄のサイクルを変更する必要があるのです。そのためには、生涯所得が2億とか2億5千万円とか言われる中で、その中から貯蓄や預金をいかに作るかがポイントなのです。
無料メール相談はyahoo知恵袋より有効
僕のホームページのお問い合わせでは、無料メール相談に対応しています。1回の質問に対する簡易的な回答ですが、わかる範囲で回答しています。ところで、Yahoo知恵袋ってご存じですか?
一般の方が、その道の専門家や回答される方に質問をします。それに対して回答してベストアンサーを決めるというものです。実は僕下町FPも資産運用や貯金、年金や投資、ライフプランの質問に対しては回答を前からやっています。プロフェッショナルとしての回答をしています。
質問者がどんな心配を抱えているのか、知りたいのかがよくわかるからですし、FPとしての専門知識でフォローできる勉強にもなるからです。個人的には質問者の真剣度を見て、これと思う質問に回答しています。回答する以上、ベストアンサー獲得率も70%を目指しています。今は目標達成中です。
もちろん、知恵袋より僕のホームページからの問い合わせのほうが相談者のより細かい情報が入りますから、Yahoo知恵袋よりは精度の高い回答が出来ます。相談者もより高い確度を期待して、ライフプラン診断に移行になることも珍しくありません。なんでもFP相談は無料、より本格的な個別相談は初回3000円から受付けています。
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冒頭の相談者さんには、この趣旨を伝えて回答して納得していただきました。大事なのは貯蓄高ではなく、人生の収支計算だったのでした。あなたの人生の老後収支、考えていますか?
ライフプランの作成手順を知ろう
ライフプランニングを行う際に利用するステップとしては、4つのステップを踏んだ手順となります。
①ライフイベント表作成:
ライフイベントとそれに必要な資金を時系列にまとめた表をつくりイベントを整理する。
➁家計バランスシート作成:
現在の資産や負債の状況を書き出して家計状況を一覧にしたもので家計の構造が分かる。
③キャッシュフロー表作成:
将来の収支状況と貯蓄残高の予想をまとめた表で人生の資金変化や資産寿命が分かる。
④キャッシュフローの改善:
③からの問題点を改善する計画を立案する作業、FPは提案アドバイスを実施します。
このように4つの工程があります。これらは手順を踏んで作成していきます。
基本は相談者のライフイベントからのキャシュフロー表です。これをベースにライフプランとしてのキャッシュフロー表を作成します。シミュレーションには、収入とともに車や住宅購入、ローンだけでなく、生活費、教育費、結婚の支出などを計算していきます。
そこには老後の年金なども含まれるので、例えば本当に住宅ローンを借りて大丈夫なのか、老後資金は大丈夫か等がよくわかります。可視化できるわけです。
また、ライフプラン作成では、以下のことも見えてきます。
・住宅購入など、支出の大きなイベント時期が適切かがわかる
・今後数十年にわたる、家族の暮らしの変化が確認できる
・子供が幼稚園から大学まで通う時期と、家族の経費がみえる
・子供の教育費がかさむ時期が予測できる
・両親の老後のケア、自分の老後プランを検討できる
・将来叶えたい夢や旅行する時期を検討できる
ライフプラニングをやると、自分の人生を見直す良いキッカケにもなりますよ。資産形成のスタートとして絶対必要なのがライフプラン作成なのです。投資や貯蓄のスタートラインなのです。
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ポイント
人生に必要となる資金を予測して計算できれば、生涯資金のショートの有無が分かります
人生の資金の過不足が分かれば、資産運用や貯蓄強化、生活改善で心配解消への行動につながります
無料メール相談には限界がありますが、不安要素があれば下町FPを活用しよう
FPは顧客ニーズに対応したライフプラン作成をします。貯蓄、投資を開始する前に大事なお金管理を成功に導くライフプランを作成する事をお勧めしています。作成する事で千万円単位の貯蓄差がはっきり出てきます。
継続は“チカラ”です。持続させるためには動機づけが大切です。ライフプランを作成すれば、子供の教育費・住宅費・老後資金と人生の3大資金が可視化出来、その推移と過不足や必要性の認識が高まり、目標への実現性が確実に増します。
ライフプランの問合わせは早いほうがベストてす。
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人生にはライフイベントが色々控えています。
あなたは、お子さんの将来教育資金を貯蓄する資産形成準備は整っていますか?
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あなたは年金だけでリタイア後やっていける貯蓄に自信がありますか?
僕も40代の時に悩み、キャッシュフロー改善のために不動産投資・為替・住宅ローン借り換えと早期完済、債券・株式・ソーシャルレンドに投資して資産形成投資を実践してきました。
50歳過ぎた時に現在の貯蓄形成で本当に会社を退職して資産寿命が尽きないか不安でした。
独学でリタイアプランとキャッシュフロー表を作ったもの、その時FPと出会えたら不安なんてなくなったのにと今でも思います。
この経験をその時と同じような40代の方、あるいはリタイアを10数年以内に迎える方の不安や相談に独立系FPとして還元したいと思っています。もし、あなたが40代以上で、将来やお金に対して不安があり、貯蓄をあるいは投資をして資産形成を目指すのならライフプラン作成を検討してはいかがでしょうか。
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★このFPブログ講座を書いてる人★
独立系+非販売のファイナンシャルプランナー
40代でも間に合う、5000万円資産形成を提唱。
経験とノウハウによる老後資金や資産形成へ向けた家計改善、iDeCoやNISA運用による資産形成、ライフプランからのアドバイスが得意。
下町FPとしてのブログ講座やメルマガが好評。
この講座をベースとして注目のFP監修本『最新版 お金の教科書』も発刊され、資産形成ノウハウを公開中。
保険や金融商品を販売しない顧客中心のコンサル実施による様々なサービスを提供している。
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