独立系FP解説 毎月分配型投資信託の有効性を考える【下町FPブログ】
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お金にまつわる様々な有用な知識を独自の視点や切り口で独立系FP&非販売のFPが解説します。
FPブログ講座 毎月分配型投信は今も人気だが
目指せマネーストレスフリーを支援する下町FPの横谷です。
大きな資産を作るという方法はふたつ。節約や計画的な貯蓄をして貯蓄力を高めるか、金利・複利・価格変動などの力を使って投資力を活用するかのいずれかです。
あなたが投資をする時、投資信託に出会うと思います。投資信託には、いろいろな投資対象や分配方法等があります。
今日は毎月分配型の投資信託の有効性の是非について考えてみましょう。
毎月分配型投資信託ネットでのFP評価
下の投資信託一覧を見て下さい。
SBI証券での純資産上位20ファンドの一覧を抽出しました。
純資産額上位から見てみると毎月分配型の投資信託が7割を占めています。
一時低迷していましたが、人気が回復基調ですね。
実は、このタイプの投資信託は一時大ブームとなりました。
投資対象は様々ですが、比較的高い分配金を毎月分配される商品として人気になったのです。
ただし、
あまりにも高く約束した分配金だと、値上がりや高配当がないと元本自体を取り崩すファンドになってしまいます。
高い分配は続く、基準価額は下がってゆく。
基準価額が下がりすぎて高かった分配金を下げる・・といった事態を招き、購入者からの苦情となりました。
それを重く見た金融庁は、「平成27事務年度版の金融レポート」で
簡単に買ってはいけない金融商品として注意喚起をしました。
つまり、商品特性を理解しないでを簡単に買ってしまい苦情が発生している状況です。
・毎月分配型投資信託
・個人年金保険(特に外貨建てのもの)の貯蓄性保険商品
・ラップ運用(特にファンドラップ)
こうして毎月分配型の投資信託の一時の隆盛に冷や水を掛けた結果、総資産額は大幅に減少しました。
つまり、儲かって売っていた金融機関も販売が減少すると同時に解約も相次ぎました。
解約によって基準価額はさらに下がり、負のスパイラルにも陥りました。
毎月分配型投信は、元金を取り崩して分配金をだしてタコ足分配といわれるものが多いのも事実です。
簡単に言えば払ったお金が自分に返ってきてるだけで、基準価額はどんどん下落していきます。
金融機関が積極販売したのは信託報酬が1%を超えていたりと売った後も手数料が儲かる商品だったからです。
※純資産額上位の投資信託 TOP20 ↓
結果、「毎月分配型投資信託」に対する風当たりは大変強くなりました。
FPも否定的な意見が多く、その理由として
(1)毎月分配することで投資の複利効果が得にくい
(2)収益を分配する場合に都度税金がかかる
(3)収益が分配金を下回ると元本の取り崩しをするので〝タコ足〟的に資産価値を侵食していることになる
・・・などをあげて毎月分配投資信託への懐疑的な意見が溢れました。
また毎月分配型投資信託は、つみたてNISA対象外、iDeCoの商品ラインアップにおいてもその姿はほぼ見られないので長期投資にも向かず、投資対象として否定的な意見が多く紙面をにぎわしました。
こうして長期的な資産形成には不向きであると判定されてしまいました。
本当に全世代そうなのか? は、僕は疑問です。
※NISAやiDECOの投資体系と該当商品 ↓
世代に見合った投資信託を選ぼう
運用の実力を超える分配金は元本を減らすだけで長続きはしない。
欧米各国も長期金利を引き下げた今、毎月分配型のファンドも金利運用がままならず分配金を引き下げました。
長期的に見て分配金を下げていないファンドを選ぶのも長期投資のポイントとなるでしょう。
現在、銀行預金の金利がほぼゼロになっている現在、高金利投資として毎月分配型の分配金を考えるのは問題です。かつてのオーストラリアやニュージーランドの高金利銀行預金の代わりではありません。
安易な購入は金融庁の警鐘通り投資家の苦情を生むのは間違えないと思います。
毎月分配型投資信託は長期的な財産形成だけを目指したものなのでしょうか?
毎月決まったお金が入金される事は
リタイア世代にとってはありがたい方も多いと思います。
セカンドライフのステージにに入った世代であれば、実際に元本の取り崩しになっているとしても、毎月お金が入ってくる事に魅力を感じる方も多いでしょう。
その分配金をセカンドライフの「ゆとり」に充てられるのなら、経済合理性だけで判断すべきでないと思います。
資産形成での長期投資適格としては上記のNISAやiDECOが適格です。
また多くのFPは個別株やテーマ型投資信託よりETFを皆、勧めています。
長期的な合理性かあるからです。
僕もそう思います。
始めて投資をする初心者が手を出す投資としては比較的ミドルリスクだとは思います。
特に若い世代や働き盛りの世代の長期投資では実績的にはある程度の運用益が期待できるのはETFがおすすめでしょう。
リタイア世代には毎月分配投資信託も悪くない
資産運用の方法論は年齢やライフステージによって異なります。
特にリタイア世代でよく言われるのはざっと次のようなところです。
セカンドライフに向けた世代は、貯蓄や退職金の資産を比較的安全に管理しつつ運用する工夫が必要です。
現役世代の40年を大きく上回る自由な時間がそこにはあります。
人生の総仕上げの期間でもあります。
その期間を過ごすゆとりある暮らしのための資金は、趣味・レジャー費などを(定常的収入以外の)資産運用収入でまかなうやり方もあるでしょう。
定期収入としては年金しかない高齢者にとって、毎月分配型投資信託は給与代わりになる面があります。
この世代は
本来年金と現役時代に築いた金融資産の取り崩しでやり繰りする世代なのです。
高齢者にとって隔月や毎月で分配するファンドは重要なカテゴリーです。
直接貯蓄を取り崩すスピードを緩和する機能が毎月分配型投資信託にあるのなら、十分選択肢には入ると思います。
資産を使いながら、実質的な貯蓄の寿命が延びるのならこの世代にとっては有効でしょう。
☞ポイント
資産をゆっくり減らしていける商品と考えれば、選び方次第で黄金のリタイア期を支えてくれるでしょう。
ただし、この仕組みを理解していることが大前提です。←とても重要です
毎月の分配金が高いファンドはそれに見合うリスクの大きい資産に投資していることを忘れない事です。
分配金の大きなかさ上げは、早期の資産減少につながります。
また分配金の減少にもつながりますから、長期にわたり分配金維持しているものを選ぶのも大切です。
老後の年金の上乗せとして検討する方は、こうしたリスクを十分に踏まえて投資の検討をお願いします。
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40代でも間に合う、5000万円資産形成を提唱。
経験とノウハウによる老後資金や資産形成へ向けた家計改善、iDeCoやNISA運用による資産形成、ライフプランからのアドバイスが得意。
下町FPとしてのブログ講座やメルマガが好評。
この講座をベースとして注目のFP監修本『最新版 お金の教科書』も発刊され、資産形成ノウハウを公開中。
保険や金融商品を販売しない顧客中心のコンサル実施による様々なサービスを提供している。
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