新シリーズ 新統合NISA戦略スタートゼロ 新統合NISA戦略で金融資産5,000万円到達を 【独立系FPブログ講座】
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新統合NISA戦略スタートゼロ 新統合NISA戦略で金融資産5,000万円到達を
40代からでも、金融資産5,000万円を十分作ることはできます。少子高齢化社会でも安心できる老後資金確保や人生の目的資金づくりもステップを踏むことで実現できます。
また、2024年に少額投資非課税制度NISAが変わります。一般NISAとつみたてNISAが統合された『新統合NISA』に生まれ変わり、これは追い風です。その方法は、今回より60回でお届けする新資産形成シリーズの実践です。
資産形成は早く始めたほうが圧倒的に有利ですから、時間を味方にする大きなチャンスです。お金にまつわる様々な有用な知識を独自の視点や切り口で独立系FP&非販売のFPがシリーズで解説します。
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FPブログ解説 新統合NISAを軸とした資産形成シリーズがスタート
年間400万円のインカムゲインを受け取る独立系非販売のFPが、さまざまな運用の常識とされている投資方法やリスクを斬り、本当に安定的なFIRE=経済的自立を確立させるFPブログ講座シリーズに続く新シリーズ『新統合NISA、40代からの金融資産5,000万円』です。
ちなみに『FIREの実現!! 年間400万円超えインカムゲイン獲得』2021年運用の総括
新制度として2024年に制度化されてスタートするNISA、敢えて今までのNISAと区別するために”新統合NISA”と命名しましたが、この制度は資産形成にとっては大きなフォローの風になる筈です。
この制度は今までのNISA制度のいいとこ取り的であり、長期・分散・積立ての資産形成運用ノウハウを実践することで、大きな資産形成をすることを可能にします。
あなたのお金の心配を解消してマネーストレスフリーを支援する下町FPの横谷です。ただし、この制度はただの運用利益の課税がないというだけの制度です。
あなたはそもそも現在いくらの貯蓄を含む金融資産をお持ちになっていますか? その資金は将来必要とする様々なお金に対して充分、あるいは計画ラインに乗っているものですか?
今回から始まる下町FPブログ・メルマガシリーズ講座は、新統合NISAを活用しただけでなく、資産形成のノウハウとステップをFPコンサルで使用する資料も多岐に使い読者と共有を目指すシリーズです。
本編の前にまずは、『お金と人生との関わり』について整理して、人生の中での資金計画を考えてみたいと思います。
生涯年収は概ね2億数千万円、何に使うかで人生が変わる
たとえば会社員(サラリーマン)は、一体どの位の生涯賃金をもらっているのか想像してみてください。ユースフル労働統計2017年に実施した年齢60歳・学歴別の生涯賃金累計を見てみたいと思います。
この金額は手取りでなく、総支給給与の累計ですが、同じ60歳でも学歴、職歴、性別で統計的に見ると違っていることを確認ください。
みての通り学歴や性別で生涯賃金は異なりますが、平均像として女性で2億3千万円、男性で2億6千万円位の生涯賃金の支払いを就労から得ているようです。
生涯年収2億6千万円、例えば40年間で受給したとすると、年間AVEで年収は650万円となります。
就労環境によって違いはあるが、多くの人は少なくとも生涯1.9-2億円近くの手取りがあるといえます。
これは平均すると年間500万円、毎月では41万円の手取りに相当します。
大事なのはこの平均41万円なりの可処分収入を人生のどこに使うのかによって人生の過ごし方や景色がが大きく変わるという事です。
もちろん給与は資格や等級、実績や成果によって異なりますし、入社初年度からこんな大金を貰うことが出来る企業は少ないですから、時間と環境、家族の成長やスキルアップと共に増加していくのが一般的です。
ここでいう年収とは、簡単に言えば会社員でいう給与の総支給額のことです。会社員として会社から支払われる給料明細全体のことで、交通費なども含まれています。
つまり、税金や社会保険料などが引かれる前の給与金額のことと考えてもいいでしょう。そして年収とは、毎月の総支給額の給与とボーナス(賞与)の合算した合計額のことを指しています。
毎月の給与が40万円、ボーナスが50万円でしたら、年収は580万円となる計算です。年末の源泉徴収票の「支払金額」という①の欄に書かれる金額が年収です。
会社員の所得とは、給与の総支給額(収入)から、必要経費を引いたものを所得といい、所得控除という”みなし経費”を一定額として必要経費が引いたものが税制の所得の定義です。
これは、会社員の収入に対して一定の控除額を認めています。『給与所得控除』といい、自営業でしたら、売り上げに対しての原価に該当する経費を会社員にも一定金額を計算で認めています。
資産運用などで使える金額は収入ではありません。その総支給額から所得税・住民税、健康保険や年金などの社会保険を差し引いたものが実際に自由に使えるお金となります。
この使えるお金を何に振り分けて使うのか、育てるのかによって人生の生涯資金や目的資金の大小が大きく違ってくるのです。
あなたは、この使えるお金=可処分所得をカスタマイズして使う事となります。住居・レジャー・趣味・保険・衣食住・貯金や投資と使い方は自由であり、同じ所得でも結果は大きく違ってきます。
人生とお金との関わり お金がないと幸せになれないのか、お金とは?
お金で買えないものも実は多い
・人からの信頼や信用はお金では買えない
ただし、お金を持っているという事自体で、信用はある程度までは補完出来ます。
・大切な友だちや仲間、家族やと友達も買えません
・根本的な話として、時間や若さは買うことは出来ません
一定の時間だけは平等に与えられており、お金では解決できません。
・自分だけの貴重な体験や経験もお金では買いにくいでしょう。
・価値観の問題もありますが、お金で幸せも買えないでしょう。
これらを考えてみると、生命に関する事の多くや心の問題、人の運命に関わる領域は大金を持ってしても解決できないものが多いように感じます。
しかし、人生の多くの領域では、お金で解決できる部分もありそうです。ですからお金は決して卑しい物ではなく、じっくり向き合うものだといえます。
お金がないと不安なものです。価値を交換する道具としてのお金の手持ちが少ないと、生活が不便になったと感じたり、不安になるものです。
生きるという事は、物を買ったりするだけでなく『人生の満足度』を得ること、生きていて良かったと感じる瞬間が大事であり、お金を使うだけでは、大きな満足が得られないと言われているのです。
お金で人生の満足は買えない、墓場にも持っていけない
今までの説明で、お金で買えない物や価値も結構多いと感じた人もいらっしゃるでしょう。
人生において現実には、お金があれば人生の問題の70~80%近くは解決すると考えられます。つまり全てをお金の大小で判断出来ないのは事実なのですが、なければ出来ないものも多いのが現実です。
お金で買えるもの買えない物
・「住む家」は買えるけれど、「家庭」は買えません。
・お金で「高級時計」は買えるけれど「時間」は買えない。
・お金で「本」は買えるけれど「知識」は買えない。
・お金で「地位」は買えるけれど「尊敬」は買えません。
・お金で「名医」は買えるけれど「命」は買えません。
・お金で「サプリ」は買えるけれど「健康」は買えません。
・お金で「異性」は買えるかも?しれないけど「愛」は手に入らない。
実際に当事務所でのFPコンサルでも老後資金作りやリタイアに向けての資産運用や年金の話、FIREと呼ばれるお金に束縛されない早期リタイアがよくテーマになります。
誰でも余裕のある生活を実現したい、定年退職後のリタイアや早期リタイアに対する不安を解消したいという気持ちはありますし、それを解決する手段の一つが多くのお金を持つという手段です。
一方ではもっとお金持ちになれると多くの人は幸福感が増すと考えたことがあるのではないでしょうか。
そのためには、もっと収入を増やしたい、もっと出世したい、自営独立して稼ぎたい、早期リタイアやFIREなどを考えるのもとても自然なことです。
しかし、収入が増えるほど幸福度も増えると考えるのは、勘違いだといえるのもデータでは事実です。
つまり、収入増≠人生の満足度という公式の登場です。
満足度・生活の質に関する調査を読み解くと
令和元年に内閣府で発表された「満足度・生活の質に関する調査」では、各世帯を年収別に整理して、幸福度・満足度の変化を比べています。
内閣府報告書より
「満足度・生活の質に関する調査」に関する第1次報告(内閣府)
世帯年収と満足ポイントの相関
- 「100万円未満」5.01点
- 「100万円以上300万円未満」5.20点
- 「300万円以上500万円未満」5.68点
- 「500万円以上700万円未満」5.91点 中心ゾーン
- 「700万円以上1000万円未満」6.24点
- 「1000万円以上2000万円未満」6.52点
- 「2000万円以上3000万円未満」6.84点 ピークゾーン
- 「3000万円以上5000万円未満」6.60点 ダウン開始
- 「5000万円以上1億円未満」6.50 点
- 「1億円以上」6.03点 さらにダウン
これを整理したものが、下のグラフになります。
この調査によれば、年収500万円以上700万円未満の人が中心ゾーンであり、その満足・幸福度は平均5.91でした。
そこから世帯年収が増加するごとに幸福度は上がってきており、その差が開いていきます。しかし、その上昇も年収の増加に比例しないゾーンが出来てきます。
収入が増えても幸福度が上がらなくなる事実
年収2,000万円以上3,000万円未満の幸福度は6.84とピークを迎えており、それ以上3000万円~最大1億円の年収の人でも幸福度は上がらないのでした。むしろ幸福度は下がってしまうのです。
幸福度と収入は一定の収入までは比例連動するものの、どこかで幸福度は頭打ちになるということが実証された結果です。
お金と人生の関わり合いは、落ち着く塩梅があるといえそうです。
これは収入だけでなく金融資産にも言えそうです。
お金を目的にしないがお金がないと自由が効かないものが多いことを理解して、私たちは生涯所得から貯蓄や資産形成、金融資産の充実に努めなければならないといえるでしょう。
資産運用はひとつのお金の使い道のひとつ、しかし結果はすぐに出ない
生涯所得の中で、資産運用と言う枠を作ると自然と定額サブスクリプションのように毎月運用に充当されるようになります。
増えたり減ったりを繰り返しますが、時間を掛けてしっかりとした右肩上がりの資産に投資をすれば結果は統計的には出ています。
その資産運用を取り囲む環境に2024年、大きな変化が起こりました。新統合NISAのスタートです。
NISAは、Nippon Individual Saving Accountの略です。
NISA(少額投資非課税制度)は、2014年にスタートしました。現在2023年ですから、9年目を迎えていますが、2023年で終了、新制度に恒久的に移管すると決定されたのです。
2014年NISA開始
↓
2016年ジュニアNISA追加
↓
2018年つみたてNISA追加
↓
2024年今回の新統合NISA制度に一本化
NISAは、運用による配当や売却に伴う譲渡益の課税が掛からないという制度です。いままでは一定期間に限定されていたり、運用額も金持ち優遇を考慮してか運用枠は限られていました。
今回決定されたNISA制度改革は、運用期間が限定的だったこのNISA制度の運用枠を拡大し、制度改正によって「恒久化」「無期限」が実現するものです。これは、今後のNISAのさらなる利用者拡大につながるのでしょうか?。
運用利益さえ出ていれば、NISAの非課税は資産拡大に莫大な応援になる筈です。
例えば高配当銘柄を10柄ほど選択、あるいは世界の高配当ETFや高配当REITに投資、追加で投資信託などで成長投資を狙うポートフォリオとなる世界株式や米国投資投資信託枠を構築することもできるでしょう。
永久に保有すれば、配当金を非課税で受け取り続けることができる永久向けの自分年金と成長投資が完成する可能性を秘めているといえます。
現行では「株式一般型」と、低リスクの投信投資に投資する「つみたて型」の2種類の選択制でしたが、この制度をよりシンプルにして使いやすくするために2つの制度を一本化します。
長期の資産形成に適しているつみたて型の枠を年40万円から3倍の120万円(月額10万円)に、株式投資ができる一般型の機能を引き継ぐ成長投資枠を年120万円から2倍の240万円に拡大することになりました。
つまり、積立て投資は3倍・一般株式は2倍の投資枠に変更です。
年間投資枠の最大は、360万円に決定です。
そして現在のNISAとは別設計で元年としてゼロスタートとするとされており、しかも制度は期間限定でなく、恒久化して非課税期間も無期限となります。
現NISA制度では、つみたて期間も20年間が最大でしたから、20歳で始めたつみたてNISAの満期は40歳で満期となり、60歳以降に使いたい戦略の人には不向きでした。
この問題も今回の恒久化で解決します。
今回運用の枠を大幅に拡大することで、大きな資産形成も期待できるようになるでしょう。
期間限定でない新統合NISA制度での恒久化・非課税期間の無期限化も安心して運用できる点で心理的にもプラスとなると考えられます。
生涯投資上限枠が最大で1,800万円と増額されますから、この枠を人生の可処分所得で時間を掛けてでも使い切ることが肝要です。
しかし、単なる株や投資信託の戦略ではなく、人生の資金計画をじっくり整理することが長期投資には必要になるでしょう。
それには可処分所得を如何に多く、安全に投資資金に継続的に投入できるのかがポイントとなります。
この取り組みにより、お子さんの教育資金や住宅資金の捻出、年金不足2,000万円問題の解決策になるかもしれません。
そんなインパクトを持っている制度であり、投資だけでなく貯める力としての家計改善の貯蓄力、守る力としての現金保有による緊急予備資金、育てる力としての資産運用となるお金の基本を学び、資産拡大を目指すこともできるでしょう。
今回からのブログ講座シリーズは、全60回を予定していますが、さまざまな観点からの知識や情報をこのシリーズで得ていただき、資産形成に取り組んでいただきたいと願っています。
次回から始まる第1回シリーズ、ご期待ください。

★このFPブログ講座を書いてる人★
独立系非販売のファイナンシャルプランナー
40代でも間に合う、5,000万円の資産形成を提唱しており、メディア記事も多数寄稿
経験ノウハウによる老後資金や資産形成へ向けた家計改善、iDeCoやNISA運用による資産形成、バランスの取れた米国国債債券投資を組み合わせてのアセットプラン作成、ライフプランからのアドバイスやリタイアメント向け相コンサルタントを行っています。
東京台東区浅草の下町FPとして、ブログ講座やメルマガが好評で読者・会員も多数。
この講座をベースとして注目のFP監修本『最新版 お金の教科書』も発刊され、資産形成ノウハウを公開している。
保険や金融商品を販売しない顧客中心のコンサルで、様々なサービスを提供中。
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当事務所は、保険も金融商品も販売しない、コンサルタントのみで開業している数少ない『独立系非販売』のFP事務所です。当所の特徴は、国家資格のFP資格とともに実際の資産運用を行っている現役の投資家でもある点です。
人生の3大資金といわれる『教育資金』『住宅資金』『老後資金』などの資産形成やFIREと言われる早期リタイアの為の資産形成などの運用対策や貯蓄対策を中心にして活動しています。
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