独立系FP解説 ボーナス活用による確実な貯蓄の増強法とは【下町FPブログBlog】
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ボーナス活用による確実な貯蓄の増強法とは
お金にまつわる様々な有用な知識を独自の視点や切り口で独立系FP&非販売のFPが解説します。
ボーナス支給がこのコロナ禍の中、実施されています。新型コロナウイルス感染症による経済的打撃はほとんどの会社で発生しています。
この夏のボーナスへの影響はないということはあり得なく、大きく響くことは間違いありません。
もちろん逆に受注が急増して対応しきれない企業もありますが、経済停滞のダメージのほうが大きいのは当たり前です。
このような一部例外を除きほとんどの業界は、減収・減益は免れないでしょう。皆さんの会社はどうでしょう。
大幅減、支給は無しといろいろあるでしょう。そんな中でも公務員は6月末にボーナス支給となりました。
ボーナスの使い道は何でしょう。お小遣い、貯金、予備費、娯楽もあるでしょう。世の中には「ボーナスをあてにして!」っていう風潮を持っている方もいらっしゃいます。
日本におけるボーナスとは、定期給与(月給)とは別に支払われる「一時金」を指していまます。欧米では、業績・成果を収めた社員等に支給される能率給という解釈らしく考え方が違います。
ただし、給与は約束したものであり、ボーナスは業績次第というイメージは特に経営陣にはついています。住宅ローンなどを当てにして組むのはいけませんね。
多くの家庭では、コロナ支給の10万円給付とボーナスは少し使って、後は「保留」という世帯も多いようです。
一方、ここにきて、つみたてNISAやNISAに対する問い合わせや質問が急増しています。どうお金と向き合うか、皆さん悩みどころのようです。
そういえば オリンピック、どうなるのでしょう。治療法もワクチンもない、薬が出来ても感染が減るわけではなく、検査体制強化では追いつかない、見えない敵が相手です。
悩ましい話ですが、政治家は、誰も責任は取りそうにもなく、粛々と動いています。本来なら7/24から8/9に開催されていたのですね・・・。
今日は、ボーナスの使い方の話です。ボーナスは普段やれないことをかなえるお金と思っている方もいます。
余れば貯金をしてもいいかな程度の方も多いのです。それはボーナスはご褒美と考えると”あぶく銭”にもなるからです。
すると、人生を豊かに過ごす、賢いお金の使い道にはなりませんよね。
でも考えてみてください、ボーナスは予定されていないフローのお金、給付金もそうです。
こういったお金をどう計画的に貯め、有効に使うようにするのかにより、家計の大きな貯蓄も変化するのです。
毎月節約生活での貯め方では、挫折をする可能性が大きいのですが、その補填をボーナスでするという方法もあります。
大阪シティ信用金庫が大阪府内の中小企業を対象に実施した夏のボーナス調査では、支給予定企業が50・4%だったとレポートが出ました。
ちなみに前年は59・8%でしたから9・4%の減少です。これを見て知ってほしいのは中小企業では4割近い会社が、もともとボーナスが出ていない会社だという事実です。
一方、国家公務員にも、6/30に夏のボーナスが支給されました。
管理職を除く平均支給額は、およそ68万円で、去年より1000円微増の8年連続の増加のようです。公務員のボーナスは大企業に比べて低いのですが、このタイミングで増加かとギャップを感じますね。
あなたのお金の心配を解消してマネーストレスフリーを支援する下町FPの横谷です。ボーナスとの付き合い方、どうしていますか?
そもそもボーナスは、 本当に不確かな収入です。ボーナスがない会社の方は、毎月の給与の中でボーナス込みの月額で貰っていと考えると、逆に計画はしやすいともいえます。 ボーナスはご褒美ではありません。
でも定年退職した瞬間に、当然ボーナスなんてものはなくなります。ですから、ボーナスの無い暮らしで、いかに成り立たせるのかも、マネ―ブランとしては重要な課題でしょう。
そこまでにライフスタイルをいかに整えてゆくのか? 読者の皆さん、考えていますか。
下町FPライトメルマガは、FP視点からの簡単なワンポイントで情報を整理したお金のお得情報をお届け発信をしています。今日は誰でもできるけれど、なかなかできない貯蓄の話です。
FPブログ解説 ボーナスが入ったらいったん全額移動しよう
ボーナスの活用方法として一番やってはいけないのは、ボーナスによる生活費の補填です。「何となくボーナス払い」「ボーナスが入ったら使おう」的な生活スタイルをしていませんか。
毎月の支出には目を塞いで、無意識に貯金を取り崩してはダメです。しかも、ボーナス払いや支払いの先送りをしているなんて、もっといけません。
ボーナスを生活費補填に回しているというのは、薄氷の上に立っているようなものです。気温が変化したらあっという間に氷は解けてしまいます。
ずっと今まで大丈夫だったからいい、それは単なる幸運だっただけです。
決して悲観的なことばかりを考えている訳ではありませんが、補填生活サイクルを見て見ぬふりして良くないと知りながらボーナスに頼る暮らしって、どこか違っていると思いませんか?
せっかくのボーナスですから、使うことには賛成です。人生を豊かにする、思い出を作る、自分に投資する、生活を充実する・・・全額貯金しようなんて味気ない人生ですからね。
ボーナスを貰うと、やっぱり嬉しいし、気分はハイになります。やっとこの時期になった、頑張ってきたよなと感じますよね。「我慢料」ともいえる側面があるのも事実です。
ただ、そのハイな気持ちが少し収まったら考えてみましょう。「ボーナスは計画的に生きたお金として」使えないかということです。
物欲もあるでしょうが、精神的に家族みんなが喜ぶ使い方を目指す。『人生を豊かにする楽しみのための消費』に使うのも方法のひとつです。
そういう観点で言えば、家計が管理されるとボーナスからの貯金も増えるのもそうです。貯蓄により人生が豊かになります。
これは、未来の家族の喜びや安心のための貯蓄とも言えます。そこで、家族のために人生のために「貯める」という選択肢がやっと出てくるのです。
お金は使ってしまえば終わりです。 今のためだけに使うか、 未来のために使う=貯めるのかの違いだけです。
そう考えると貯める事だけを目的にしてはいけないことに気づくと思います。どちらも同じような、よくないボーナスの行き先になると思いませんか?。
生きたお金かどうかが線引きの判断が大事
ボーナスは、どうしても”あぶく銭的”なものに感じてしまい、いつの間には使ってしまいがちです。できれば、最低限、半分は貯金、半分は使うという線引きを引いてみてはどうでしょうか。
最初はメリハリを付けようと言うことです。
ではその使い方の観点の分岐点って、いったい何でしょうか?。
今だけ楽しめることに投資する、将来大切なことに投資するという観点でボーナスを使う分けるとお金の有効な使い方になるような気がします。
つまりダラダラと手を出して使わないということです。
今でしかできない体験や経験にお金を投入してみるのは、今でしかできませんからある意味有効です。世の中には、若いうちにしかできないことも多いでしょう。
お金を増やすにあたっては、バランス感覚と重点投資は大切、それが生きたお金の使い方になるかもしれません。
そうした観点で使ったお金は、何となく減ってゆくお金とは違い、ムダにはならないお金でだと思います。いくら、お金を持っていても、年齢・健康・フットワークで出来ない事はあります。
そんなお金は 積極的に使ってみましょう。
結果的には家計バランスを整理して、「使うお金、貯めるお金」を管理できるようにすることがポイントになると思われます。
ボーナスを貰う時点で、銀行で定期預金を作るのも貯蓄形成のひとつです。金利は期待できませんが、お金を塩漬けにはできるでしょう。
種銭となるお金がある程度貯まったら、投資信託や外貨預金・・。投資デビューしてもいいかもしれません。
投資をする時は、余裕資金ではじめることが大事です。半分失っても長期でしたら挽回できるケースが多いし、貯金で置いておくより増える確率が長期では出てきます。
FPの僕が行う家計診断でも、貯蓄の進め方のひとつにボーナスの行き先を確認しています。家計のバランスシートを作ると家計の構造も見えきます。
給料やボーナスが入金と同時に消えてゆくようでは、収支改善のしようがないからです。それだけボーナスは、日ごろのお金と分離できるチャンスが高いということなのです。
毎月の貯蓄とボーナスの関係を整理します。赤字となっている家計が、ボーナスで黒字化する体質の場合、改善が必要です。
そうすると意識が変わってきて、お金の「行き先」を意識するとが出来るようになるのです。そして意識もさることながら、ボーナスとどう向き合うのかといった仕組みを作ることが出来るようになるのです。
日常の生活費が赤字で、ボーナスで補填生活ではいけません。FPも家計相談の時には月次の家計バランスシートを重視します。
つまり収入と支出のリバランスの可能性を探すのです。特に節約できるもとして、4人家族で携帯代金が毎月30,000円などというケースや生命保険貧乏なんてケースもあったり、過度な住宅ローンや自動車ローンのケースもあり、改善余地の多い世帯も多いのです。
毎月の家計のリバランスの整理ができたら、大きなお金が発生したら全額移動してみましょう。
特にボーナスなどのお金がはスポット収入になりますから貯めやすく、そして有効なボーナスの管理法はいったん全額を別口座に入れてしまうことです。
こういった動かせないお金は「あら不思議」意識から分離されてしまうのです。メンタルアカウンティングと言いますが、人はお金に色を付けしたがります。自由なお金、娯楽のお金、貯蓄のお金のようにです。
そのためには、貯金専用口座を持つのかがいいでしょうか。
ボーナスは一度全額、その貯金口座に移動して、どうしても必要なお金だけを分けてそこから下ろすようにします。手数料が無駄なだけではと思うでしょが、実はとても有効な方法なのです。
夫婦で合算して ボーナスが90万円出たとします。家電に4万円、旅行に6万円、お小遣いに5万円と計算したとします。
すると一回90万円を移動してから必要額を引き出したり、振込で移動したりするのです。6万円下ろす→旅行に使う、4万円下ろす→家電を買うといった具合に具体的にするのです。
つまり「行き先」 が決まったお金だけを動かすのです。
後のお金は別口座で生活資金には入りません。スポットで必要な資金だけが移動されるのです。そのお金だけを貯金口座から支払う。これだけを強く意識するだけですが、貯蓄口座にはお金が貯まっていきます。
生活費の口座からダラダラと下ろす。足りないから補填することは絶対してはいけません。こうした口座を分けるだけで、あら不思議「貯蓄が出来る家計」に変身してしまいます。
騙されたと思って、今年のボーナスからやってみてください。お金を分ける、お金に色を付ける方法は、貯蓄にはとても有効なのです。
何となく貯蓄でなく目的・目標を持つこと
生活口座と貯蓄口座の使い分け、是非やってみてください。貯蓄口座はネット銀行がいいでしょう。
ネット銀行は手数料が安い、振込サービスの優遇を行っていたり、証券会社と連動したグループになっていると利便が高いのです。
具体的には、楽天銀行やSBI銀行が有力候補ですね。そして最初は年間の貯金額の目安を決めてみましょう。
大体年収の20%。実家住まいなら、年収の30%は貯金に回しす目標設定をしてみましょう。
年収400万円の女性なら、年約80万円、実家暮らしなら、年間120万円計画してみてもいいでしょう。資金移動による貯蓄の話をしましたが、定期積立預金や会社でやっているのなら財形貯蓄も有効な方法です。
まずは100万円、これをタームとして繰り返すと300万円、500万円、1000万円と積みあがってきます。毎月の貯め方のコツについても触れておきましょう。
家計を1週間ごとに管理することです。つまり同じように色を付ける方法です。
細かくなりますが、こういう管理することで、毎週の目先の目標が達成しやすく、楽しく節約と貯蓄ができるようになると思います。
貯蓄の必勝法は“先取り貯金”です。それとお金を分ける事です。月々数万円ずつでも積立てが出来る習慣が身につければ、年間2回のボーナスは貯蓄にとって有効に機能する筈です。
最低でも300万円、出来れば500万円と蓄えが貯まったら、資産運用を行うポイントになってきます。
貯金は 利率は引きいものの定期預金に預ける、300~500万円が貯まったら、運用を検討するといいでしょう。
今年のボーナスから貯蓄体質改善、やってみませんか。
☞ポイント
20~30代の方なら、貯金額は自分の年収分ぐらいが理想的。
堅実 に月々の貯金をする継続貯金は重要。家計改善と選択投資が重要。
ボーナスは一旦別の口座に全額移動、必要分のみを引出し使う。
日頃の少額貯蓄+ボーナス貯蓄で資産運用のまとまったお金を作る。
★このFPブログ講座を書いてる人★
独立系非販売の数少ないファイナンシャルプランナーとして活動中
40代でも間に合う5,000万円資産形成を提唱しておりメディア記事も多数寄稿
経験ノウハウによる老後資金や資産形成へ向けた家計改善、iDeCoやNISA運用による資産形成、バランスの取れた米国国債債券投資を組み合わせてのアセットプラン作成、ライフプランからのアドバイスやリタイアメント向け相談やコンサルタントを行っている。
東京浅草の下町FPとして、ブログ講座やメルマガが好評で読者・会員も多数。
この講座をベースとして注目のFP監修本『最新版 お金の教科書』も発刊され、資産形成ノウハウを公開している。
保険や金融商品を販売しない顧客中心のコンサルで、様々なサービスを提供中。
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当事務所は、保険も金融商品も販売しない、コンサルタントのみで開業している数少ない『独立系非販売』のFP事務所です。当所の特徴は、国家資格のFP資格とともに実際の資産運用を行っている現役の投資家でもある点です。
人生の3大資金といわれる『教育資金』『住宅資金』『老後資金』などの資産形成やFIREと言われる早期リタイアの為の資産形成などの運用対策や貯蓄対策を中心にして活動しています。
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