独立系FP解説 50歳以上ねんきん定期便からの年金試算【下町FPブログBlog】
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50歳以上ねんきん定期便からの年金試算
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FPブログ解説 ねんきん定期便からの年金試算は
マネーストレスフリーを支援する下町FPの横谷です。
50歳以上の人に届くねんきん定期便は、現時点の状態のまま60歳まで年金加入を掛け、60歳で年金加入をやめた場合を想定して作成されています。
前回は40代の年金試算でした。
50歳未満の方を前回取り上げました。ここを境に年金定期便の記載が違うんですよね。
50代・60代の方は時間的なゴールが見えてきています。急がなくてはなりません。漠然と2000万円位と考えるのでなく、貯蓄必要額を計算しないと将来計画は立てられません。
将来の貯蓄計画を決める時、何を目標に考えますか?
もちろんFPにライフプラン(マネープラン)を立ててライフイベント単位で見直しながら進んでいくのがベストプランですが、ざっくりとした予算がないとなかなかモチベーションが維持できないでしょう。
それでは年金定期便から年金の計算からです。
リタイア後の生活必要総額=
(毎月の必要額×12ヶ月=年間必要額)×生存年数
で必要額を出してみましょう。
2018年の日本人の平均寿命は女性が87.32歳、男性が81.25歳でした。 これをベースに考えるとその生活必要額に収入を差し引くと貯蓄必要額見えてきます。
貯蓄必要額=
リタイア後の必要総額-年金受給額+貯蓄額+受け取る投資収入 +(各種受け取る保険)
この計算をするのに最も大事なのは年金受取金額です。
この年代になると年金額も働き方も見えてきます。急に収入が上がることはなさそうです。そして役職定年も見えてきます。その後は年収がゆるやかに減ってきます。
年金定期便を活用した年金試算/年金ネット
それでは年金定期便での試算を始めてみましょう。定期便、何気なく見て捨てていませんか?
あるいは取っておいても放置していませんか?
今回は50歳以上の方の年金定期便からの年金額の受け取り計算をやってみましょう。 それでは年金定期便のはがきを準備ください。 これですね ↓
これが55歳のあなたに届く年金定期便です。
いろいろ書いてありますが、一番右の年金額を見て下さい。ここが、これまでの加入実績に応じた年金額が計算のベースとなります。
拡大したものがこれです。↓
50歳を過ぎたねんきん定期便には、65歳まで支払いが続けば貰える年金が記載されています。
一番右の65歳からの老齢基礎年金と老齢厚生年金を見て下さい。ここです。
老齢基礎年金が73万円と老齢厚生年金が90万円です。
合計で年金が164万円になっています。月額では13.6万円です。
これが60歳まで支払いを続けた時の65歳受取金額です。
かなり近いところまで計算されていますので大きくブレることはありません。安心してください。しかし具体的な未来も見える形で確定してゆきます。
ではこの状態で自分の年金の受け取り方法を変更したりシュミレーションができます。
その方法はねんきんネットの活用です。
定期便のはがきにはアクセスキーが印字されています。 これです↓ これを年金ネットに入力して必要要件を登録します。
ただし、はがき到着後、3ヶ月でアクセスキーの期限が切れてしまいます。
もし、切れていたら新規にアクセスキーの申請をします。 年金ネットの初めての入り口はここです。 ここからの簡易計算が最も簡単です。年金ネットにアクセスして「かんたん試算」からも出来ます。
また、いつまで働くかの試算、あるいは
早く貰う繰り上げ、受取りを遅らせる繰下げシュミレーションが出来ます。
年金基礎番号やメールアドレスなどの登録を一回すれば、いつでも閲覧できます。一度登録すればユーザーIDからネットにログインできます。
とても便利です。
しかも、いくつかの作成パターンを名前を付けて登録することも出来ます。
かなり優れものですが、利用している方は少ないんです。
是非やってみて下さい。簡単ですよ。
ねんきん定期便は毎年誕生月にハガキで届きますが、
35歳、45歳、59歳の時だけはA4判の大きな封筒で届きます。
サンプルはこれ↓
A4判のねんきん定期便には、これまでの年金記録が全て記載されています。年金記録に誤りがないかどうかしっかり確認してください。
老後の不足額をここから計算してみる
55歳のあなたの年金予定額は164万円でしたね。
リタイア後の生活必要総額=
(毎月の必要額×12ヶ月=年間必要額)×生存年数でしたね。
男性平均寿命の82歳を採用してみると生存年数は82-65=17年間です。
年金164万×17=2,788万の年金受け取りとなります
あなたの生活必要月額はいくらでしょうか?
必要月額を23万円としましょう。 (23万×12ヶ月)×17年とすると、リタイア後の
生活必要総額は4,692万です。
4,692-2,822=1,904万円が貯蓄必要額となります。
もし退職金が1,000万あれば貯蓄額904万あれば生活可能です。
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今日のポイント
50代~のあなたは、まず自身の年金がいくらになるのかをすぐ確認すべきです。
生活費を考えて、自分の寿命や家族の生活を考え、退職金を加味して、必要貯蓄を始める事が大事。
投資はお金の貯蓄スピードを加速させます。それができないなら強力に貯蓄する必要があります。
あなたが投資をしていて、
今後30万の配当的なものがあれば、30×17年=510万の別確保もできます。
少しの投資でも結果は余裕として出てきます。
いろいろこれからカスタムできる余地があり、55歳からでも投資や貯蓄形成も有効な手段です。
人生にはライフイベントが色々控えています。これらの年金受取額に加えてプラスマイナスが出ます。
これを計算して、見通しを立てるのがFPが作るライフプラン表です。
キャッシュフロー表とも言います。マネープランとも言います。
あなたは、お子さんの将来教育資金を貯蓄する資産形成準備は整っていますか?
あなたは自宅購入のローンを払い続けても、家計破綻しない自信がありますか?
あなたは年金だけでリタイア後やっていける貯蓄に自信がありますか?
僕も40代の時に悩み、キャッシュフロー改善のために不動産投資・為替・住宅ローン借り換えと早期完済、債券・株式・ソーシャルレンドに投資して資産形成投資を実践してきました。
50歳過ぎた時に現在の貯蓄形成で本当に会社を退職して資産寿命が尽きないか不安でした。
独学でリタイアプランとキャッシュフロー表を作ったもの、その時FPと出会えたら不安なんてなくなったのにと今でも思います。
この経験をその時と同じような40代の方、あるいはリタイアを10数年以内に迎える方の不安や相談に独立系FPとして還元したいと思っています。
もし、あなたが40代以上で、将来やお金に対して不安があり、貯蓄をあるいは投資をして資産形成を目指すのならライフプラン作成を検討してはいかがでしょうか。
シミュレーションでは毎年の家計の収支や貯蓄残高が、将来(生涯にわたり)どう推移するかを予測できます。
これによって結婚や子育て、老後における家計の姿がはっきりと見える化できる事から、家計診断をする上で、極めて優れた人生設計ツールとなります。
ライフプラン作成はの貯蓄力の判定や資産寿命・必要保険の可視化が出来ます。
人生の羅針盤の第一歩として僕と作成してみませんか。
FPライフプランレポートのサンプル (相談の進め方PDF) https://drive.google.com/file/d/1B17gOpdAjEiNX6oZwpr6Km0zrN5ZTaqb/view?usp=sharing
迷ったり不安でしたら、ファイナンシャルプランナーを味方につけて下さい。
下町FPはあなたの人生の羅針盤づくりのサポートをします。
★このFPブログ講座を書いてる人★
独立系非販売の数少ないファイナンシャルプランナーとして活動中
40代でも間に合う5,000万円資産形成を提唱しておりメディア記事も多数寄稿
経験ノウハウによる老後資金や資産形成へ向けた家計改善、iDeCoやNISA運用による資産形成、バランスの取れた米国国債債券投資を組み合わせてのアセットプラン作成、ライフプランからのアドバイスやリタイアメント向け相談やコンサルタントを行っている。
東京浅草の下町FPとして、ブログ講座やメルマガが好評で読者・会員も多数。
この講座をベースとして注目のFP監修本『最新版 お金の教科書』も発刊され、資産形成ノウハウを公開している。
保険や金融商品を販売しない顧客中心のコンサルで、様々なサービスを提供中。
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当事務所は、保険も金融商品も販売しない、コンサルタントのみで開業している数少ない『独立系非販売』のFP事務所です。当所の特徴は、国家資格のFP資格とともに実際の資産運用を行っている現役の投資家でもある点です。
人生の3大資金といわれる『教育資金』『住宅資金』『老後資金』などの資産形成やFIREと言われる早期リタイアの為の資産形成などの運用対策や貯蓄対策を中心にして活動しています。
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- 資産運用を始めたい、やられている方
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