独立系FP解説 80歳からでも入れますと最近CM花盛りの少額短期保険のおはなし【下町FPブログBlog】
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FPブログ解説 ターゲットを絞ったキャッチコピーが保険契約を加速
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あなたのお金の心配を解消してマネーストレスフリーを支援する下町FPの横谷です。今日はニッチな保険の話です。
保険料は上がりません
病気ケガを保障します
私でも入れました
万一のお葬式に最適です
月々たったの3,000円
80歳でも入れます
最近保険のCMの中でも簡易的な保険のCMが盛んです。特に午前の時間帯ではどこのTVでもキャッチコピーを一斉に流しています。
対象とするターゲットは、高齢者・持病をお持ちの方など、いろいろと心配な人、こんな保険もあるといったニッチな保険のCMに目が留まります。
誰でも病気や入院の心配があったり、保険に入れないと思っていた年齢でも入れるといわれると、入らないと勿体ないと感じてしまうものです。
これらの保険の特徴としては、保険料自体の支払いが低額だったり、加入の条件が低いものが目立ちます。
保険にはいろいろな会社があり、大手の会社は高額の保障を提供している中で、これらの花盛りの保険の多くは少額短期保険と言われて、少額短期保険業者が取り扱っています。
保険に加入するには保険会社(生命保険会社・損害保険会社)を利用するのがメインでしょうが、少額短期保険業者や非営利団体の全労済や共済などの商品を購入して保障を得るのもひとつの保険ルートになります。
一般の生命保険は、死亡時に数千万という高額な保障を設定できます。いわゆる遺族補償に準拠した生活を支える保障だったり、長期的な医療に対する保障をするものが多いと思います。
ところが少額保険の保険期間は、生命保険と医療保険は1年間、損害保険は2年間とされています。もちろん加入した保険は、保険商品の更新という形で保障を続けることができます。
このCM花盛りの保険についてのメリットとデメリットを知っていただき、キャッチコピーに踊らされる前に中味の保障や仕組みを理解しての加入判断をすることを考えてみたいと思います。
下町FPブログ・メルマガ講座は、FP視点からの簡単なワンポイントで情報を整理し、お金のお得情報をお届け発信をしています。
ミニ保険とも呼ばれる少額短期保険の正体を知ろう
少額短期保険とは、「ミニ保険」とも呼ばれる保険です。読んで字のごとく、少額の保険金額を短い保険期間のみで引受を行うという保険のことです。
したがって、保険金額の上限も決められており、無尽蔵な契約はできず、例えば病気による死亡・重度障害は300万円、病気・ケガによる入院給付金などは80万円、 損害保険は1,000万円などとなっています。
少額短期保険の特徴
保険期間が短くしかも保障も少額であるために、保険料が安くお小遣い程度で加入できるのが特徴です。
リーズナブルでシンプルな保障の提供とともに、バラエティに富んだユニークな商品が多いのも特徴の1つです。
つまり、保険の内容も一般の保険会社にはない、タイムリーな時代を捉えたニッチなものが多いのも特徴だといえそうです。
お守り代わりの死亡保険
長生きするペットへの医療保険
賃貸住宅の孤独死や自殺などに対応する保険
持病があっても入れる医療保険
介護に対応した保障
コロナ感染に対する保険
スマホが壊れた時の保険
コンサートや旅行のキャンセル保険
結婚式が中止になった時の保険
こんなニッチな保険も沢山商品化されています。
この少額短期保険を提供できる保険業者と最も馴染みが高い保険会社とでは、いろいろと設立の条件も違っています。
管理監督でいえば、一般の生命保険は金融庁の免許制で資本金は10億円以上とされているのに対して、少額短期保険業社の監督は財務局であり資本金も1千万円以上で参入できるという違いがあります。
これとは違いますが、全労済やコープ共済、都道府県共済は厚生労働省、JA共済は農林水産省が監督しており、組合員のみの加入だったり、非営利団体だったりと運営に違いがあります。
あったらよいは”本当に必要なのか”を自問してみましょう
保険は将来万一起こるかもしれない事態に対して、保証をしてくれる発明品です。
加入をしたその時から保障が発生するという特徴が保険のメリットであり、特に貯蓄が少ない中での残された遺族への保障などでは抜群に効果を発揮します。
しかし、あらゆる不安に対して保障と言う安心を商品化してしまうという特徴があり、少なくとも多くの人がないよりはあったほうがよいといったラインナップを持っています。
がんと診断されたら百万円、何度でもなどは医療保障なのか、安心保障なのか、資産運用なのかすら分からなくなるような仕組みです。
つまり、あったほうがよいのは事実、
なくてはならないのは少数、
ほとんどはお守りです。
少額短期保険の死亡保障についても見てみましょう。
死亡保障300万円、医療保障80万円といった保障上限であり、遺族や入院に対して準備する額ではないのです。
つまり、万能ではなく保険金も気休め程度だといえるのです。その上で、それに対応する資金が心配ならば、保険と言う対策を考える事が得策です。
無理して安心を追加して年金や預金を削る必要はないとアドバイスいたします。
少額短期保険は、その名前の通り「少額」で「短期間(1年または2年)」の保障に備えることを目的とした保険商品です。
少額短期保険に払い込む保険料は掛け捨てなので、満期保険金や解約返戻金といった将来的に保険料が返ってくるような仕組みは採用されていません。
非販売のFPだから言える保険の本音のはなし
当FP事務所トータルサポートは、独立系非販売のFPですから、しがらみを持って保険や金融商品を斡旋販売することはありません。
そんなFPだから言える話です。
少額短期保険と保険会社の保険は、どれが良い・悪いということはありません。
自分の必要な保障は足りているのかどうか、ライフプランでの人生の貯蓄や収支はどうなのか、御自身の状況や家計などの状況を踏まえて、自分や家族にあった保障を探すべきだと考えています。
お守りではない保険
あれば良いではない保険
本当に自分に残された家族に必要
なMUSTの保険の加入を選定しましょう。
多くの場合、資産や貯蓄でカバーできるものも多く、保険料自体が気休めになってしまうケースも散見されます。
つまり、過剰な保険に入る必要はないのです。
また、加入する時は複数の保険及び保険会社の商品を比較することが重要です。
今回取り上げた少額短期保険業者と保険会社、どちらが良いのか、悪いのかといった話ではなく、両者の持つ特徴、商品内容をしっかり理解したうえで、必要性を決めてから自身にあった商品選択をしていきましょう。
少なくとも保険貧乏になったり、過剰保険加入になったりしないよう吟味ください。
★このFPブログ講座を書いてる人★
独立系非販売の数少ないファイナンシャルプランナーとして活動中
40代でも間に合う5,000万円資産形成を提唱しておりメディア記事も多数寄稿
経験ノウハウによる老後資金や資産形成へ向けた家計改善、iDeCoやNISA運用による資産形成、バランスの取れた米国国債債券投資を組み合わせてのアセットプラン作成、ライフプランからのアドバイスやリタイアメント向け相談やコンサルタントを行っている。
東京浅草の下町FPとして、ブログ講座やメルマガが好評で読者・会員も多数。
この講座をベースとして注目のFP監修本『最新版 お金の教科書』も発刊され、資産形成ノウハウを公開している。
保険や金融商品を販売しない顧客中心のコンサルで、様々なサービスを提供中。
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数あるファイナンシャルプランナー事務所から当事務所への訪問ありがとうございます。トータルサポート代表の横谷です。
当事務所は、保険も金融商品も販売しない、コンサルタントのみで開業している数少ない『独立系非販売』のFP事務所です。当所の特徴は、国家資格のFP資格とともに実際の資産運用を行っている現役の投資家でもある点です。
人生の3大資金といわれる『教育資金』『住宅資金』『老後資金』などの資産形成やFIREと言われる早期リタイアの為の資産形成などの運用対策や貯蓄対策を中心にして活動しています。
- 資産形成に挑戦したい方
- 資産運用を始めたい、やられている方
- FIREやリタイアメントを考えている方
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