独立系FP解説 Web版ライフプランツールで仮想シミュレーションのすすめ【下町FPブログ】
新着FPブログ講座
Web版ライフプランツールで仮想シミュレーションのすすめ
お金にまつわる様々な有用な知識を独自の視点や切り口で独立系FP&非販売のFPが解説します。
あなたは、ライフプラン設計・キャッシュフロー表作成を体験したことがありますか?
この質問を受けて、『作ってみたことがある!!』と答える方は、ごく僅かなのだと思います。
一般の方にライフプランの事を聞いても『よくわからない』、作ったことがある方でも『保険加入の時に、作ってもらった』くらいかもしれません。
例えば、不動産購入の時や保険加入の時に作ってもらった方、思い出してみてください。
その時、あなたの将来年金や資産内容、将来のお子様の教育費や支出について聞かれた方は少ないと思います。いつの間にか簡単なアンケートでライフプランが出来ていたなんて事もあるのです。
関連FPブログ記事
実は、ライフプランと言っても作成レベルは様々ですし、目的もそれぞれな為にいろいろな作り方が存在します。あなたのお金の心配を解消してマネーストレスフリーを支援する下町FPの横谷です。
ライフプランを体験したことがない方、ある程度暫定で見れるライフプランがインターネットWEBで使える便利なサイトがあるのです。
もちろんコンサルで作るものとは違いますが、ぜひ未体験の方はやられてみる事をお勧めいたします。今日は、ライフプランの話です。
下町FPメルマガ講座は、FP視点からの簡単なワンポイントで情報を整理したお金のお得情報をお届け発信をしています。
FP解説 ライフプランの考え方と向き合い方
ライフプランは、直訳すると”人生の計画設計”のことで、人生の中でいろいろと想定されるイベント(ライフイベント)を考えて、お金が必要になるタイミングや金額を把握したり、将来のお金の過不足を可視化してプランを変更したり修正したりするのに役立つツールです。
作ったライフプラン通りに人生が進むとは限りません。進むのは稀だと思います。それはライフイベントが将来変わってしまう方も多いからです。
昇給や賞与の金額、結婚や子どもの教育費、購入する不動産の価格やローン、健康状況や親の介護費用と考えていたものと違ってくることが多いからです。
例えば、それを解決する手段としての資産形成や投資運用の結果も将来は違ってくるのは当たり前です。ただし資産運用を始めたい方には、僕はライフプラン設計を強く進めています。
緻密に作られたライフプランは、現段階での相談者のお金の将来が見えてくるからです。もちろんリタイア診断や将来設計には、とても有効なツールです。
その診断結果によっては、資産運用が必要なのかどうか、どの位の目標額を設定すべきなのか、人生のお金の過不足額が見えてきますし、それによって個人の事情に合わせた資産形成や資産運用の手段も違ってくるからなのです。
ファイナンシャルプランナーの中でも日本FP協会資格も持っているFPは、資格認定要件の中にケースワークによるライフプラン設計の実技があるので、ライフプランと名前は同じでもWEBとは精度や中味が相当違います。
でも体験版として経験する事は、とても有効だと僕は思っています。
それでは、冒頭説明しました簡易的ながら良くつくられており、Web上で簡単に使用できる”おすすめライフプランシミュレーターツール” をふたつをご紹介していきたいと思います。
WEBで出来る無料ライフプランツールのご紹介
いざという時、『お金が足りない』では困ります。その時では遅すぎます。お金が必要な時期に必要なお金を準備する必要があります。
あるいは大きな支出後にお金が枯渇してしまっても困ります。老後資金だけでなく、これからの進路確認の意味で若い方でもライフプランはお役に立ちます。
長期的に将来のお金の状況が可視化できることによって、”今”から準備することが出来ます。それではWEB版のライフプランシミュレーターをご紹介したいと思います。
このコロナ禍の時代、お金に対して不安を感じたなら無料のライフプランツールをまずは使ってみてください。
今回は、ふたつご紹介いたします。ひとつは日本FP協会のツール、もうひとつは金融庁が公開しているライフプランツールです。
■入力必要事項の一例
・年代
・職業
・退職金の有無
・配偶者の有無や職業、退職金
・子どもの有無や人数
・世帯年収
・月の支出(生活費・住居費)
・最後に現在の貯蓄額
これらをWEB上で選択して作成してゆくものです。
■3種類のシュミレーター、画像をクリックするとリンクしています。
↓
◎日本FP協会のライフプランツール
画像クリックで移動します ↓
◎金融庁のライフプランツール
※同意の上、作成が可能です。画像クリックで移動します ↓
◎SMBCコンシューマーのライフプランツール
画像クリックで移動します ↓
これは逆に本格的なのですが、ひとりでの項目入力が大変です。
どちらか実際やられてみた方、如何でしたか?
少し将来が見えたような、不安が増したような・・様々でしょうか。
ただし、このWEBライフプランツールは、万全なものではありません。年金や資産形成、貯蓄高や資産運用に対して細かい設定には対応しきれていないからです。
ある意味簡易タイプとも言えそうですが、やって体験してみる事であなたの何らかの行動指針や指標になるのではないかと思うのです。
ツールで実際にやられてみて、結果から何かに気づいていただけるだけで、一歩未来に進めたといえるのではないでしょうか?
診断事例比較、FPバージョンとの違いはここにあった
実際にやられた方、こんなシミュレート結果出たのではないでしょうか。
40代共働き、退職金あり、お子様二人のご夫婦の場合の診断例
年収500万円、生活費30万円、資産運用なし、貯蓄高1000万円のケース判定
WEBからの自動アドバイス結果
(このアドバイスは、金融庁Verです)
夫婦共働きで子育て世代は毎日、忙しい生活が続きますが、将来に向けた準備も必要です。いつごろ、入学や進学などのライフイベントがあるのかを夫婦で把握・管理し、そのための資金をどのように準備していくのか、よく話し合いをすることが大切です。一度立てたライフプランを時々見直していくことも必要です。
(資産運用と管理の考え方)⇒ターゲット・デート型の投信信託の活用
ライフイベントを反映した資金計画に基づいて資産運用する場合、気を付けないといけない点があります。それは、資金が必要になる時期に、投資環境の如何にかかわらず資金を引き出すことになる点です。
そのようなライフイベントに向けた運用方法として、たとえば、ターゲット・デート型投資信託を利用してみることが考えられます。
ターゲット・デート型投資信託であれば、目標年次に向かってリスクの比較的高い資産の保有割合を引き下げ、資金を引き出す頃には、安定的な運用になっているので、資金を引き出すときに投資環境に左右されにくくなります。
FP作成版との違いについて
このツールは簡易的だと申し上げた理由は、年齢は年代のみ、お子様の教育費も公立私立選べませんし、臨時収入や臨時支出は未反映です。
そして。肝心の加入年金の細かい内容や加入年数や働き方も入力できません。また、資産もザックリとしたものですし、将来の働き方も選べないからです。
選択入力方式で少ない項目数ですから、この結果を鵜呑みにしてはいけませんね。あくまで参考程度にしてください。
各個々人の事情までは、反映しきれていないのは致し方ないかもしれませんません。それでもザックリとしたイメージ体験は充分に体感できるのではないかとは僕は思っておりご紹介した次第です。
僕らFP協会会員のFPは、国家試験のFP技能士合格と共に日本FP協会でライフプラン設計の実技審査も行って、協会の資格認定を受けています。
したがって、個々人の細かな事情に対応したツールを使用して作成しています。
お子さんのが進学先別の教育費や保険支払・満期や資産運用の利回りなども網羅して入力するツールで、将来をより現実的にリアルに可視化するお手伝いが可能です。
FPと一緒に作るライフプランは、ライフプラン作成の事前ヒアリングに相当の時間が掛かります。それはこのような詳細なヒアリングと数値がベースとなるからです。
そしてその結果、夢の実現性が高まるような改善の提案や場合によっては再度提案後のシミュレーション比較等を作成するので工程・工数と時間が掛かるのです。
実際のFP作成版ライフプランとの比較
■年間の収支と資産の推移
■定期支出と臨時支出の推移
■住宅ローンと残高の推移
■現在時点からの将来のでのキャッシュフロー表
今回は、WEB版のライフプランツールのご紹介でした。FPが作成するライフプランとの違いもお判りいただけたと思います。私たちは、このWEB診断のように簡単に項目選択で選んで終わりとはいきません。
その点が、冒頭申し上げました保険加入時や不動産購入時に無料で作ってもらえるライフプランとも大きく違うのです。ですから相当の守秘義務が求められますし、相談者との信頼関係が必要なのです。
ですから、希望に応じて遺族年金の可視化なども実施したりするのです。結構シビアな話も出て来ますし、相続診断士としてのアドバイスもできる場面にもなったりもします。
■保障グラフや死亡保障の予測
今日は、WEBによる簡易ライフプランツールのご紹介でしたが、体験した事がない方は、ぜひ実施してみる事をお勧めします。
子どもが生まれたばかり。住宅ローン、組んだけど心配だなぁ。早期退職していいのかなぁ。悩みは人それぞれです。今から何をすればいいのかが少し見えてくるかもしれません。
より精度の高いライフプランに興味を持たれたなら、独立系・非販売系のFPを探して相談してみる事をご検討ください。プロがあなたのニーズに対応したベストアドバイスとライフプランをお届けできるかと思います。
☞今日のポイント
・ライフプランは、ファイナンシャルプランニングの肝にもなり、あらゆるお金の出入りの総括を行います。
・収入・支出・教育費・住宅費・退職金・保険・資産運用・年金・老後・終活にかかわるお金を可視化します。
・もし、ライフプランが気になるのなら、まずWEB版のライフプランを体験してみることをお勧めします。
・非販売系のコンサル専門のFPが作成するライフプランは、将来の夢の実現や不安解消を高めるのに役立ちます。
★このFPブログ講座を書いてる人★
独立系非販売の数少ないファイナンシャルプランナーとして活動中
40代でも間に合う5,000万円資産形成を提唱しておりメディア記事も多数寄稿
経験ノウハウによる老後資金や資産形成へ向けた家計改善、iDeCoやNISA運用による資産形成、バランスの取れた米国国債債券投資を組み合わせてのアセットプラン作成、ライフプランからのアドバイスやリタイアメント向け相談やコンサルタントを行っている。
東京浅草の下町FPとして、ブログ講座やメルマガが好評で読者・会員も多数。
この講座をベースとして注目のFP監修本『最新版 お金の教科書』も発刊され、資産形成ノウハウを公開している。
保険や金融商品を販売しない顧客中心のコンサルで、様々なサービスを提供中。
まずはFPに聞いてみたいという方はここから (クリックで画面移動します)
より具体的な相談に特化して聞いてみたい方 特におすすめ
個別に顔を見て資料なども含めたWEB面談をしたいという方に最適。(1h)
全国どこからでもリモート可能です。(最も指名が多く人気です(初回のみ最大1.5h))
オールインワンの基本パック(個別WEB面談+ライフプラン+提案書)FPコンサルの王道
FP事務所トータルサポートからご挨拶
数あるファイナンシャルプランナー事務所から当事務所への訪問ありがとうございます。トータルサポート代表の横谷です。
当事務所は、保険も金融商品も販売しない、コンサルタントのみで開業している数少ない『独立系非販売』のFP事務所です。当所の特徴は、国家資格のFP資格とともに実際の資産運用を行っている現役の投資家でもある点です。
人生の3大資金といわれる『教育資金』『住宅資金』『老後資金』などの資産形成やFIREと言われる早期リタイアの為の資産形成などの運用対策や貯蓄対策を中心にして活動しています。
- 資産形成に挑戦したい方
- 資産運用を始めたい、やられている方
- FIREやリタイアメントを考えている方
そんな方には最適なファイナンシャルプランナーです。
自身もFIREと言われる経済的自立とともに資産運用を行っており、現在いろいろな運用先から年間400万円を超える配当・分配金などのインカム収入を得ています、その経験やノウハウもコンサルティングで活用しています。
FP事務所ナビゲーション
詳しくは下の各メニューをクリックしていただき、いろいろご確認ください。
代表プロフィール
FP事務所トータルサポートの特徴
早期リタイアFIRE実現サポートの検証
資産形成・資産運用
お金の健康診断ライフプラン作成
ライフプランシュミレーター比較
FP相談のいろいろな事例
コンサル後の相談者様の声
FPコンサルの料金体系
お問い合わせについて
FP監修本『最新版 お金の教科書』
プライバシーポリシー/個人情報保護
お金の基本の学習が出来ます。
ご連絡、お待ちしています。
閲覧ありがとうございました。最後にFPランクキング投票に参加ください。
関連記事
- 独立系FP解説 資産形成・家計コンサル T様ご夫妻の事後アンケート【下町FPブログBlog】
- 独立系FP解説 FPへのFIRE向けコンサル相談者様の特徴【下町FPブログBlog】
- 独立系FP解説 拡大する運用損失に不安を感じた相談者A様【下町FPブログBlog】
- 独立系FP解説 FIRE希望のコンサル(T様)の事後アンケート【下町FPブログBlog】
- 独立系FP解説 FIRE希望のコンサル(O・N様)の事後アンケート【下町FPブログBlog】
- 独立系FP解説 FIRE希望のコンサル(A・K様)の事後アンケート【下町FPブログBlog】
- 独立系FP解説 FIREコンサルで感じる米国盲信の危うさ【下町FPブログBlog】
- 独立系FP解説 FPコンサル(T・F様)よりの事後アンケート【下町FPブログBlog】
- 独立系FP解説 週刊エコノミスト『損しない!資産形成&年金・仕事』3/1号に寄稿 【下町FPブログ Blog】
- 独立系FP解説 週刊エコノミスト『お金の王道Q&A』に掲載されます【下町FPブログ Blog】