独立系FP解説 相談 お子様の将来生活がご心配な相談者様【下町FPブログBlog】
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相談 お子様の将来生活がご心配な相談者様
お金にまつわる様々な有用な知識を独自の視点や切り口で独立系FP&非販売のFPが解説します。
3人目のFPコンサルを受けた相談者様
一般の方が、ファイナンシャルプランナ―と接触する機会としては、能動的にコンサル申し込みに進むか、受動的に企業系や会社と提携されているファイナンシャルプランナーと接点を持つかのいずれだと思います。FP資格者は、銀行・不動産・保険会社に沢山いるからです。
今回、ZOOMでのWEB相談を受けられた相談者様の方は、FPとの接点は3回目でした。今回初めて独立系の非販売のFPへの相談となりました。
実は今回の相談は、ご夫婦の将来というよりは、ご事情のあるお子様の将来の生活のための資産形成による生活費確保を心配されていらした相談者様でした。
これに近い相談を過去にも受けたことがありますが、やはり親が子を想う気持ちは大きく、ご自身が先に亡くなる可能性も高い中、このような不安をご家庭のそれぞれの事情により抱えている方も多いのです。
今回のケースでも相談者様は、大きなご不安を抱えていらっしゃるのでした。
今回の相談者様プロフィール
ご夫婦の奥様 M様
現在30代半ば、共働きから奥様はパートへ移行し、お子様はまだ小さい
資産
既に資産形成に一定の成功をされており、現在総資産は4500万円
投資経験も国内株式だけでなく米国株などもされているが、思うようにうまくいっていない。
資産の内訳け
払い済み保険が1500万円
株式500万円
預貯金2500万円
合計資産は4500万円保有
負債
住宅ローンあり 購入間もない
住宅ローン減税も不利、ローン返済よりは資産運用を優先したい
相談内容
お子様の将来の生活資金として1500万円位の預金資金活用したい。どう資産運用すべきか、具体的にアドバイスを求められていました。
iDeCoやNISAの利用やETF、投資信託を検討している。子供への資産形成ですから、積み立て長期も考えていらっしゃいました。
また現在、株式運用をされている中で、マイナスも抱えており、ハラハラしないミドルリスクの運用をしながらも確実に子供に生活資金を残してあげたい。相談者の目標金額としては、生活30年間資金としても年間300万円×30=9000万円?位を確保すべきか、とのお話でした。
また積み立ては時間が掛かり、予算の1500万円について最初は少額スタートか、最初にまとまった金額を入れて運用しほうが良いのかを悩まれていました。
この相談者の方は、過去に2名のFPから相談やライフプラン設計をされていました。結果的には・・違う流れになってしまったようで・・・
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相談者様の原文です
これまで、ファイナンシャルプランナーの方に2回相談したことはありますが、結局保険の営業を受け、入り・・・となっています。
保険は保険で悪くないのですが、保険ありきではなく、我が家の資産形成についてアドバイスいただきたくメールしてみました。
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このようなお話でした。
この企業系のFPが決して悪いわけではありませんが、どうしても自社の取り扱い商品からの解決策の提案になってしまいます。
また住宅などを買われるときもFPとの接点があったとの事ですが、深い将来設計に基づく購入サポートというのではなく、購入してもローンが払えます的な背中を押すコンサルになっただけのようでした。
実は、僕のFPのコンサルを受ける方の多くは、ある程度の資産運用をされている方が多いと個人的に感じています。ザックリ言うと金融リテラシーが高い方が多いのも事実なのです。いろいろやってきたものの進め方を迷っており、その助言を求めてくる方が多いのです。
今回の相談者の方は、ご夫妻の老後は心配されておらず、すでに運用経験は証券会社を複数開設されていましたが、お子様へ将来の生活資金資産を残せる最も安定した資産形成を行う方法を探されていました。
当所のコンサルの代表メニューです。
画像クリックで当所のメニュー説明にリンクできます。
あなたのお金の心配を解消してマネーストレスフリーを支援する下町FPの横谷です。
今回のテーマは相談者様のご理解を得て、コンサル内容やコンサル後の感想についてブログ講座にしています。コンサルのイメージと進め方を知っていただきたくテーマとしました。
下町FPメルマガ講座は、FP視点からの簡単なワンポイントで情報を整理したお金のお得情報をお届け発信をしています。
求めていたのはミドルリスクの長期運用だった
相談者様の解決策のコンサル設計は、みな同じではありません。
ワンパターンではできません。家庭と家計の事情が皆違うからです。
今回、お子様への大切な資産運用であり、しかも長期であり住宅ローンも抱えていらっしゃいましたのでライフプラン設計からのスタートをご提案しましたが、過去にライフプラン作成されており、ある程度納得されていましたので、ピンポイントの個別WEB相談になりました。
必要な資産形成のスパンはお子様の30年以上以降での年金以外での資産形成でした。時間を味方にしてのいくつかの戦略をパワーポイントで作成して提案資料としたうえでZOOMでコンサルティングを実施しました。
コンサル資料と提案書作成の大元は
今回相談者様に作成した資料の大元は、僕が別のFPメニューでやっています
FP監修本『最新版 お金の教科書』応用の
個人レッスンメニューから応用作成しています。
Amazon紹介文
現役世代に衝撃を与えることとなった「老後2000万円問題」。それは年金だけでは老後の生活を送ることはできず、自分の手で2000万円を貯めなくてはならないという厳しい社会の現実を突きつける結果となりました。
しかし、普通に貯金だけをしてこの老後資金を作るのは簡単ではありません。投資を含めた長期的な資産形成を手段としながら、賢くお金を増やしていくことが重要となります。
そこで本書ではお金のプロである3人の実力派ファイナンシャルプランナーに、これからの社会を生き抜くために必要となる「お金の知識」を教えていただき、不安のない老後に備える方法を指南してもらいました。
お金の勉強というと難しく感じるかもしれませんが、賢くお金を増やしている人がやっていることは実は非常にシンプルです。それは「上手にお金を貯めて、その一部を投資に回す」という仕組みを作り上げるということ。
もちろん、お金の貯め方にもいろいろ方法はありますし、投資の仕方にもいろいろ方法があります。でも、基本的なプロセスは「(1)お金を貯める、(2)それを投資に回す」の2つしかないのです。こう捉えると、やるべきことが明確に見えてきたのではないでしょうか
本書ではその2つのプロセスをより細かく見ていき、具体的にどんなことを実践していけばよいかをお伝えしていきます。それでは一緒に楽しく学んでいきましょう!
この監修本のエッセンスを凝縮して個人向けにしたものが
『お金の育て方 個人レッスン』です。
3構成、家計編・貯蓄編・運用編レッスンからの抜粋資料と相談者様向けの追加分析した提案書で、コンサルの資料的には150頁となりました。
以下が、今回コンサル用に作成した資料の抜粋です。
お子様の将来の生活費について(データ)
生活費の平均的なデータと相談者のイメージの2WAY
老後資金の方程式の説明
老後資金の必要金額策定を説明
資産運用の有効性について
運用の必要性の是非や複利長期投資について
タイプ別の運用とリスク管理
運用とリスク許容度について
非課税iDeCoとNISAの活用
各非課税制度の有効性と相談者の状況を2WAY
これらの資料は、個人レッスンの家計編と運用編の抜粋も活用、その上で今回のニーズに合致した資産形成のポートフォリオを作成提案しました。
ポートフォリオのサンプル
長期運用での資産拡大・インカム育成・長期債券運用を提案
これに付随する商品の特性や銘柄なども相談者様向けの資料を作成して説明
最後に今回のケースでの運用戦略と戦術を2WAYしました。
具体的には・・・
①長期に資産拡大、将来売却できる資産づくりを提案
現在非課税制度を活用された運用はされておらず、住宅ローン控除2年目でもあり、控除しきれていない部分の節税を踏まえた提案としてはiDeCoの活用を提案しました。
売却の機動性を重視するなら、つみたてNISAとなり投資信託などの選定ポイントを具体的に説明しました。
また、現在相談者様は米国株式をされており、その延長として資産拡大の目的で、米国ETFの購入もご提案しました。これらは配当狙いでなく、売却による資金確保を狙ったキャビタルゲイン投資です。
②長期保有でのインカムゲインポジションの提案(中高リスク)
毎年確実に一定の分配金を得る手段としてREITへの直接投資とNISA活用での非課税、分配金と追加資金での再投資でのポートフォリオ拡大を提案しました。
目標として、例えば600万円運用ができれば利回り4%としても24万円の毎年の受取ポジションがつくれますことを説明しました。
同様に上場メガソーラー発電であるインフラファンドも対象になる旨のお話もしました。これらは値動きも少ない中で5~6%の年金利回りを約束してくれる機動性の高い投資の一つだと考えたからです。
③長期に確実に成長資産を受け取れる仕組み(元本確保型)
大前提は、公的年金での最大化です。じぶん年金を作る前に確実に40年間納付が出来、いくつかの手段で増額ができる手段を行うのが運用より先です。終身公的年金は、最強の運用商品です。
次に30年後の資産の定期的な受取手段として米国国債の活用を提案しました。いわゆる米国ストリップス債の満期年をずらした投資提案です。
現在の利回りでも2.3%程度は確保できますし、来年は更なる拡大もできます。2050年満期程度でしたら額面の半分くらいの価格で買えます。
29年後1万ドル(110万円)満期の債券を割引で55%の5500ドルで買うスタイルを満期違いで毎年買う方法です。すると29年後には
毎年1万ドルの満期償還が受けられ、お子様の生活資金の見方になるでしょう。
これらをお子様との生前贈与契約に基づき、お子さまの証券口座で暦年贈与をしてから保有し、贈与税も回避する提案もしています。
米国満期違いの国債購入での満期金活用
これだけの内容を5500円のWEB相談でニーズに見合う提案や質疑が出来るのです。実際の作成原価は〇万円は掛かっていますからWEB相談はとてもお得だと思っています。
もちろんそこで決定した運用方針を長期マネープランとしてシュミレーションできるライフプラン作成は、より実効性を高めるのは言うまでもありません。可視化できた相談者のモチベーションが違うからです。
FPコンサルは、1.5HのWEB予定が、30分オーバーしてしまいましたが、相談者様も納得されてのコンサル終了となりました。
ついついオーバーしてしまう傾向が僕のコンサルにありますが、質問とのやり取りによる『納得感』は大事であり、いつも反省点になります。
コンサル後の相談者様からの嬉しい感謝のメール
※コンサル後、相談者様から感謝のメールをいただきました。
掲載の許可を得ましたので掲載させていただきます。
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FP事務所トータルサポート 横谷様
独立系非販売系のFPとしてコンサルで向き合う
まずはFPに聞いてみたいという方はここから (クリックで画面移動します)
よく具体的な相談に特化して聞いてみたい方 特におすすめ (好評です!!)
個別に顔を見て資料なども含めたWEB面談をしたいという方に最適。
全国どこからでもリモート可能です。(最も指名が多く人気です)
☞今日のポイント
・今回は無料のメール相談でのやり取りからスタートしています。
簡単な質問などでしたら、これで対応できます。
・より踏み込んだ内容の相談となると、個別WEB相談となります。
・事前に内容や状況をお聞きし、現状分析や提案書を作成します。事前ヒアリングが大事です。
・コンサルではニーズの聞き取りと可能性の高い提案作成がベースとなります。
・より詳細なライフプラン作成によるシュミレーションが実現性には有効です。
独立系のFPに相談される方の多くは、実は何かを売りつけられるのではと思っている方が多いのも事実です。もちろん独立系のFPの方も様々で手数料・紹介料フィーを中心にしている方もいるのも事実です。
お金の将来の可視化、リタイアプラン、資産運用などに不安をお持ちでしたら、ぜひ独立系・非販売系のFPをご指名ください。
リーズナブルな価格でも本格的なマネーコンサルティングを受けることが出来ると思います。
今回は、コンサルのイメージやお金の育て方レッスンについて実際の相談からのブログ講座としました。ご自身だけで悩まずFPを味方にする有効性について知っていただければと思い記事としました。
★このFPブログ講座を書いてる人★
独立系非販売の数少ないファイナンシャルプランナーとして活動中
40代でも間に合う5,000万円資産形成を提唱しておりメディア記事も多数寄稿
経験ノウハウによる老後資金や資産形成へ向けた家計改善、iDeCoやNISA運用による資産形成、バランスの取れた米国国債債券投資を組み合わせてのアセットプラン作成、ライフプランからのアドバイスやリタイアメント向け相談やコンサルタントを行っている。
東京浅草の下町FPとして、ブログ講座やメルマガが好評で読者・会員も多数。
この講座をベースとして注目のFP監修本『最新版 お金の教科書』も発刊され、資産形成ノウハウを公開している。
保険や金融商品を販売しない顧客中心のコンサルで、様々なサービスを提供中。
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FP事務所トータルサポートからご挨拶
数あるファイナンシャルプランナー事務所から当事務所への訪問ありがとうございます。トータルサポート代表の横谷です。
当事務所は、保険も金融商品も販売しない、コンサルタントのみで開業している数少ない『独立系非販売』のFP事務所です。当所の特徴は、国家資格のFP資格とともに実際の資産運用を行っている現役の投資家でもある点です。
人生の3大資金といわれる『教育資金』『住宅資金』『老後資金』などの資産形成やFIREと言われる早期リタイアの為の資産形成などの運用対策や貯蓄対策を中心にして活動しています。
- 資産形成に挑戦したい方
- 資産運用を始めたい、やられている方
- FIREやリタイアメントを考えている方
そんな方には最適なファイナンシャルプランナーです。
自身もFIREと言われる経済的自立とともに資産運用を行っており、現在いろいろな運用先から年間400万円を超える配当・分配金などのインカム収入を得ています、その経験やノウハウもコンサルティングで活用しています。
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閲覧ありがとうございました。最後にFPランクキング投票に参加ください。
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