独立系FP解説 公的年金保険は最強の資産運用だった【下町FPブログBlog】
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どうせ払ってももらえない年金、支払い損は嫌だから未納でいい?
マネーストレスフリーを支援するの下町FPの横谷です。
年金の投資性について今回は考えてみたいと思います。
どうせ払ってももらえない年金だから。支払い損は嫌だから未納でいいや。破綻するんでしょう?
とてもそんなに払えないしムダだよ。 いろいろネガティブな意見が現行の年金にあります。
そんなネガティブな意見を真に受けて未納の方が多くいます。
もし、あなたが65歳から25年生きるとして持ち家・借家や都会・田舎暮らしとあるもののざっくり月 20万で生活できるとしましょう。
すると年間(20万×12ヶ月)×25年間として
年が240万円×25=6000万円が必要
ただし、いずれ大きくかかる医療費や介護費は別となりますから6500万円位が安全です。
もしあなたが年金未納なら、就業している間にその貯蓄を自身で蓄える必要があります。
もちろん、65歳でなく10年間、75歳迄働ければ、ここからあと2400万必要額は減額となり、更に年金受取額も70歳から1.42倍の78万から110万円に生涯増額できます。
貯蓄を頑張ればなんとかなるかもしれません。 ではその覚悟をして国民年金を未納をしている人はどのくらいいるのでしょうか。
2018年の厚労省発表で国民年金で68%というデータが発表されています。 その国民年金納付対象者は約1500万人いますので相当な未納数ですね。
でもこれは更に数字のマジックがあるようです。
いわゆる免除・猶予者を除く実納付者は52%しかなく、今後国民年金受給者はどうするのかと末恐ろしくなります。
国民年金は16410円を所得に関わらず定額納付し40年(480ヶ月)納付すると約78万円の年金が受け取れます。
65歳から受取り25年間で総受給額は約2000万円にもなるのです。 こんな優秀な投資商品はなかなかありませんね。
年金は税金で補填、掛けないのはもったいない
しかもその年金は上記のグラフを見て下さい。
国民年金には45%の税金が投入され支払われています。 実に納付収入より大きな予算が投入されているのです。しかも終身年金です。
将来受取金額が減っても国会では50%までの補填は決定していますし、こんな条件の良い投資はありません。
厚生年金にも税金は19%投入されています。サラリーマンには退職金もあります。
年金2,000万円不足問題は夫婦で約20万の年金受給者が100歳迄生きることを前提にしています。
もちろん、それも毎月資産取崩しを前提としているのです。
そのサラリーマンなら貯蓄と退職金でそこそこ2,000万円は補える方も多いと思います。
問題は40年間納付していなく、退職金ももない自営業やフリーター・派遣労働世帯です。 元々国民年金は自営業の方が家業を続け、あるいは息子に継がせ続けてゆく前提のような年金です。
現在の就業形態を想定していません。
極端な話、もし国民年金納付期間が最低の10年だとすれば、19万円ちょっとの年金です。
貯蓄が1000万円あったとしても、年金不足額は4700万円近くも不足します。 国民年金の人は相応の貯蓄、ないし収入源の確保がMUSTです。
自身の年金はカスタマイズが必要です
いずれの年金だとしても、あなたは年金定期便を見ていますか?
自身の受取額と貯蓄バランスを理解してますか?年金の種類と納付期間、自身で未来の受け取りを試算してみて下さい。
その上で生涯必要額を試算できればあなたの未来が見えてきます。
それを知らずして生活するのは人生の羅針盤、いやナビゲーションを持たずに路上に出た初心運転手と同じ事です。
まず、やるべきことは最大の投資商品としての国の年金は未納にしない。
不足額を貯蓄したり、より長い年齢まで働いたり、納付を延長したり、受取を繰り下げしたりとカスタマイズすることを知っておいてください。
そのカスタマイズは唯一あなただけのカスタマイズです。
このバランスと処方箋を理解すれば、将来不安は必ず減少出来ます。
もし、不安でしたらファイナンシャルプランナーに相談することをお勧めします。 しかも、早いほうがおすすめです。
なぜなら、時間がカバーしてくれる可能性か高いからです。
ファイナンシャルプランナーを味方につける。顧問パートナーを見つけ、人生を豊かにしてください。
★このFPブログ講座を書いてる人★
独立系非販売の数少ないファイナンシャルプランナーとして活動中
40代でも間に合う5,000万円資産形成を提唱しておりメディア記事も多数寄稿
経験ノウハウによる老後資金や資産形成へ向けた家計改善、iDeCoやNISA運用による資産形成、バランスの取れた米国国債債券投資を組み合わせてのアセットプラン作成、ライフプランからのアドバイスやリタイアメント向け相談やコンサルタントを行っている。
東京浅草の下町FPとして、ブログ講座やメルマガが好評で読者・会員も多数。
この講座をベースとして注目のFP監修本『最新版 お金の教科書』も発刊され、資産形成ノウハウを公開している。
保険や金融商品を販売しない顧客中心のコンサルで、様々なサービスを提供中。
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数あるファイナンシャルプランナー事務所から当事務所への訪問ありがとうございます。トータルサポート代表の横谷です。
当事務所は、保険も金融商品も販売しない、コンサルタントのみで開業している数少ない『独立系非販売』のFP事務所です。当所の特徴は、国家資格のFP資格とともに実際の資産運用を行っている現役の投資家でもある点です。
人生の3大資金といわれる『教育資金』『住宅資金』『老後資金』などの資産形成やFIREと言われる早期リタイアの為の資産形成などの運用対策や貯蓄対策を中心にして活動しています。
- 資産形成に挑戦したい方
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